今日:10 hit、昨日:19 hit、合計:18,074 hit
小｜中｜大
・ ページ47
雨にうたれてすごく寒かった。
体の震えは止まらなくって、言うことを聞かない自分の体が怖かった。
意識が段々と戻っていく感覚がした。
暖かくて、心地がいい。
目を開けると優しい光が差していた。
💚｢おはよ｣
｢……うらた？｣
💚｢そう。うらた。やっと目覚ました。｣
やっと……？
💚｢回復魔法をバンバン使ったせいもあってあの日からお前は3日ずっと寝てたんだよ。｣
そう言うとうらたは私のおでこに触れて
💚｢体温もだいぶ下がったみたいだな よかった。｣
｢私、熱あったの？｣
💚｢雨に濡れたせいで熱出してた お前体ボロボロだし、熱は出すしでホント大変だったんだからな｣
｢そうだったんだ… ごめんね｣
💚｢謝んなよ。お前が悪いわけじゃねぇんだし。足の傷が完治してない。だからしばらく歩けないんだよ。1週間は休め｣
｢え！？1週間！？そんなに！｣
💚｢当たり前だよ 傷も深くて体力もだいぶ無くなってた。元に戻すにはいつもの怪我よりも時間がかかる。｣
私そんな重症だったんだ……
ここまで手当してくれたみんなに感謝しなくちゃ……
そういえば、
｢さかたは…｣
💚｢さかたとは、｣
被せるように、
私の言葉を静止するように、
うらたはさかたの名前を呼んだ。
💚｢さかたとは暫く接触するな。｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 84人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：むん | 作成日時：2023年5月29日 21時
