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「じゃあ、おやすみなさい」
💛「はいよーおやすみ」
💜「おやすみ」
💚「寝る前にAは思考魔法の練習ちょっと付き合え」
「えぇ！病人なんですけどー！」
💚「ピンピンじゃねえかよ」
ムスッとぶすくれると、一回り顔でかくなったとうらたにバカにされてぽかぽかとうらたを叩く。
それを止めに入るセンラ
少し遠くで笑いながらちゃちゃを入れる志麻
私たちの戦いに参戦してくるさかた。
……あれさかた？
うらたを叩く手を止めて部屋を見回す。
決して広いとは言えないこの部屋でさかたの姿が見当たらない。
「あれ、さかたは？」
💜「あー、さっきなんか中庭で魔法の練習してくるって言ってたわ」
「え！こんな夜に？！」
💜「さかたはだいたい夜こっそり部屋抜け出して練習してるらしいで」
そうだったんだ……
でもいくら校舎の中だったとしても、夜外に出るのは危険な気がする……
なんだかすごく心配になってきちゃった…
💚「そんな顔しなくても大丈夫だよ あいつお前と違って強いし そんな心配なら思考魔法の練習終わったら連れ戻してきてやるよ。召喚魔法の練習」
この人たちは、魔法の練習となんでも言う。
練習熱心な偉い人達なのかそれとも、魔法頼りのどうしようもないおっきい赤ちゃんなのか……
「うーん、わかった じゃあすぐ終わらせよ」
💛「Aちゃんはさかたに甘いな？」
「え！いやさかた抜けてるし…」
ちょっとジェラっちゃいますわーと言い私に近づいてくるセンラ。
今日はなんだかセンラがすごく気持ちをストレートに伝えてくる。
そんなのに慣れてないから必要以上に照れてしまう。
💜「雑魚ちゃんのこといじめるの禁止 はい。早くうらさんと一緒に思考魔法の練習してきなぁ」
志麻がセンラを引き剥がし、私の向きをクルッと180°変えてうらたに目で合図をしていた。
その目配せに応じるようにうらたは私の手を引いて部屋のドアを開けた。
遠くからセンラのなんであんなことするんー！と言う声が聞こえてきた。
センラは4人でいる時や、私と話してる時は大人なのに志麻と2人になると急に子どもっぽくなる。
💚「じゃ、思考魔法の練習。Aが考えること当てるからなんか想像して」
思考魔法ってそういう魔法なのね…
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作者名：むん | 作成日時：2023年5月29日 21時
