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「ごちそうさまでした。すっごく美味しかった！」
❤️「よかったわぁ……」
💜「これで飯も不味かったら償いようがないわ…」
💛「……今回のこともう許してくれました…？」
💚「センラ、しつこい」
「そーだ、そーだ！センラは私の中ではなんでも出来るすごい人なの！だからそんな人のこんなうじうじしてる姿見たくない！憧れだから。何を目指せばいいのかわからなくなっちゃう。」
💛「憧れ…？」
❤️「なーんでこんなやつに憧れんねん。」
💛「はぁ？！」
あーまた2人の喧嘩が始まっちゃう！
喧嘩するために言ったんじゃないのに……
💜「2人ともやめろよ雑魚ちゃん困ってんじゃん」
「…もちろんみんな憧れだよ。私からしたら4人は神様みたいなものだもん。…力の出し方？さえもよく分からない私からしたら、同じだけ生きてるのになんでこんなにも違うんだろーなーって思うもん。」
力の出し方……。
なんの事かさっぱり分からない。それは私の知能が低いからなのか。
とにかく私はみんなの全てに劣る。
私が今回のこと怒る権利もないし、私が引きずることも無い。
気にしてないことをどうかみんなにわかって欲しい。
💛「……ありがとな」
「え？」
💛「気ィ使ってくれてるのか、ほんとに気にしてないのかまだわからん。でも許してくれたのはわかったわ。これからも雑魚ちゃんの憧れに相応しく頑張りますわ。」
❤️「このナルシストのどこがええねん。俺の方がよっぽどかっこいいわ！な？A？」
「え？！」
💚「なに？坂田はAに憧れよりもカッコイイって思ってもらいたい訳？」
❤️「そうやない！！！！」
「坂田も憧れだしかっこいいよ」
くすくす笑いながら、そう返すと坂田は顔を真っ赤にして怒った。
💜「4人の中で1番の色男は俺だろ」
💛「高校生が何言ってんねん。」
どっと笑いが起こる。
さっきまでの空気の重たさが嘘みたい。
この輪に入れていることが本当に嬉しい。
もう1人じゃないんだ。
家族みたいなこの暖かさ、久しぶりだなぁ。
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作者名：むん | 作成日時：2023年5月29日 21時
