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💚「入るぞ」
志麻のノートを写しながら今日クラスで何があったかを想像していた時、ドアをノックする音が聞こえた
「どうぞ〜……って言ってもここうらたの部屋でもあるからね」
💚「……お前のために気使って悪りぃかよ…」
「え？」
💚「なんでもねぇ。もうすぐ晩御飯できるからそろそろこっち来い」
「…わかった」
すぐに部屋を出て言ってしまったうらた。
私のため……。
すごくその言葉が嬉しくてずっと胸の真ん中に残っている。
多分きっとうらたに言われたから嬉しかったんだろうな。
最初はあんなに嫌われてたうらたにだから。
そう考えると自然と笑みがこぼれた。
自室を出てみんなが居る部屋に行くと既に食材は運びおわれ、私待ちかのようにみんなイスに座っていた。
「みんな待っててくれたんだ。ごめん遅くなって」
❤️「ええんよ！昨日は申し訳ないことしたし、、」
💛「その反省の意も込めて今日は、夜ご飯をつくりました……」
💜「4人で作ったから味はあれかもやけど、でもきっと不味くはない…はずやから」
💚「そんなこといいから早く食おうぜ」
❤️「自分はなんもAにしてないからってうらさん薄情な態度すぎない？！」
💚「俺なんもしてないの事実だし。」
❤️「…っそれは…むぅ……」
何も言い返せないさかた。
それを勝ち誇ったようにドヤ顔でさかたを見つめるうらた。
「ふふっ」
💜「どうしたん……？いきなり」
「いや、やっぱりこの4人と同じ部屋になれてよかったなって！」
💛「ほんとに思ってます…？」
「もちろん！センラは少し気にしすぎ！
……多分私他の人とだったらもっと煙たがられてたから。 無力でただのお荷物。……確かにびっくりはしたけど、こうやって1歩ずつ確実に私を知ろうと、理解しようとしてくれるみんながいてくれるだけで私は嬉しい。」
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作者名：むん | 作成日時：2023年5月29日 21時
