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「後で1人1人部屋番号の書かれた紙を渡す。無くさないように。今日からそこで寝泊まりすることになるんだからな。長くなったがこれで終わる。」
最後まで淡々と、話した担任。
それから名前が呼ばれ、部屋番号の書かれた紙をもらう。
"1638"
これから大嫌いな数字になるんだろうな…
今日1日の授業も着いていくのに精一杯。
そしていつもよりも疲れてるのは、不安事があるから。
部屋同じ人誰だろう……
優しい人がいいな………
そんな甘え通用しないけどさ…
一日の授業を終え、荷物をまとめ部屋へ行く準備をする。
すると、
「あ〜！A！」
と担任に呼び止められる。
「？はい、なんでしょうか」
「先に謝っとく。すまんな。最善は尽くしたんだが、やっぱり無理だった。」
「？は、はぁ」
「じゃあ行ってこい」
なんにも納得出来ないまま、教室から送り出されてしまった。
"1638"
そう書かれた部屋へ向かう。
ドアに無機質に1638の文字が書かれた部屋の前に立つ。
深く深呼吸をしてそっとドアを開ける_____
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作者名：むん | 作成日時：2023年5月29日 21時
