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辛くてしんどい学校。

その授業を始めるチャイムがなる。




「席に着けお前らー」


だるそうにしてる若い先生。




でも若いのに担任なんてきっと魔力も知性もすごいんだろうな。

うちの担任は。








「これで被害は14件目だ。」


クラスがザワつく。


「静かにしろ。お前らも知ってると思うが、ここのところほぼ毎朝、登校中を狙った魔犯行が相次いでる。しかも被害にあうのはうちの生徒ばかりだ。」



魔犯行とは、簡単に言うと魔法を使った犯罪のこと。

魔法が当たり前になったこの社会でも、古典的な殺害はある。

魔力を使った犯罪とそうでないものを区別するためにこの言葉が作られたとか。



「音もなく襲来する謎の犯罪者にこれ以上被害を増やされないように、


突然だが今日の夜からお前らは家に帰らなくなる。」







え?





多分ここのクラスに居るみんながそう思ったと思う。




できの善し悪し関係なしにそう思ったであろう。





話が突飛しすぎている。






意味が分からないんですが????






「つまり全寮制になるわけだ。」




「被害拡大を防ぐため、毎朝同じ寮からの登校となる。荷物は夜までに保護者またはうちの教職員が許可を取り、回収しに行くことになった。」



りょ、寮……?


「1部屋5人を予定している。加え、各部屋の魔力が偏らないためにも、前回の実技試験を元に部屋を振り分けた。できるだけ男女は別にしたがなっていないところもある。でも命には変えられない。我慢だ我慢。」




根性論……


て、てか雑魚魔法使いの私は強い魔法使いと同じ部屋ってこと??

待って、ただでさえ他人と共に生活するのが苦しいのに、力の差まで見せつけられるの?



私軽率にあの魔犯罪に巻き込まれたかった。

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作者名:むん | 作成日時:2023年5月29日 21時

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