検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:18,834 hit

やあ、初めまして(書き直ししました) ページ8

気づけば、日はもう沈みかけていた。公園のベンチに座る二つの影が、長く伸びていた。


残りのコーヒーを飲み干し、Aは立ち上がった。


「さ、もうガキは帰る時間だ。お母さんが心配してんじゃねぇのか」

「わっ、ホントだ!僕もう帰るね!明日も来ていい?」

「はいはい」


緑谷はAに手を振り、家の方向に走って行った。


「さて、私も帰るかね」


ガコッ

ゴミ箱にコーヒーの空き缶を捨てると、そう呟いた。


二人の話し声が響いていた公園は静まりかえり、空の青はどんどん濃くなってゆく。


Aは虚しさを感じていた。


楽しかったな、緑谷クンとのお喋り。無個性の奴とは初めて会った。そんでヒーローになりたいだなんて。明日が早く来てほしいなんて、久しぶりに思った。


「はぁあ、なんつうか、濃い一日だったよな」

エンデヴァー→←可能性の話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (80 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
100人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- こんにちは!この作品の不思議な雰囲気というか和むような感じが好きです。夢主がチートとかではなくてのめり込みやすいというか…とにかく面白かったです! (8月2日 18時) (レス) @page22 id: ed7980a554 (このIDを非表示/違反報告)
hiroakannna(プロフ) - お初です!あぁ…和むなぁ…。こういうの。このまま中学、高校とかも見てみたいです!これからも更新楽しみに待ってます!頑張って下さい! (2019年1月27日 18時) (レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
葉兎野鳥(プロフ) - ハニーさん» それは良かったです! (2018年12月25日 23時) (レス) id: fad212b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - アッこう云うおねショタッぽいの性癖に突き刺さるわ、ドストライクに刺さるわ( ˙-˙ ) (2018年12月15日 21時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
葉兎野鳥(プロフ) - 紅葉さん» 本当ですか?良かったです!ヒロアカってこういう和み系が少ない(作者的には)と感じるので、息抜きになればと思って作りました。まあ、元がアクションなので仕方ないですけどね。 (2018年10月27日 19時) (レス) id: fad212b8a4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:葉兎野鳥 | 作成日時:2018年7月3日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。