やあ、初めまして(書き直ししました) ページ8
気づけば、日はもう沈みかけていた。公園のベンチに座る二つの影が、長く伸びていた。
残りのコーヒーを飲み干し、Aは立ち上がった。
「さ、もうガキは帰る時間だ。お母さんが心配してんじゃねぇのか」
「わっ、ホントだ!僕もう帰るね!明日も来ていい?」
「はいはい」
緑谷はAに手を振り、家の方向に走って行った。
「さて、私も帰るかね」
ガコッ
ゴミ箱にコーヒーの空き缶を捨てると、そう呟いた。
二人の話し声が響いていた公園は静まりかえり、空の青はどんどん濃くなってゆく。
Aは虚しさを感じていた。
楽しかったな、緑谷クンとのお喋り。無個性の奴とは初めて会った。そんでヒーローになりたいだなんて。明日が早く来てほしいなんて、久しぶりに思った。
「はぁあ、なんつうか、濃い一日だったよな」
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朕 - こんにちは!この作品の不思議な雰囲気というか和むような感じが好きです。夢主がチートとかではなくてのめり込みやすいというか…とにかく面白かったです! (8月2日 18時) (レス) @page22 id: ed7980a554 (このIDを非表示/違反報告)
hiroakannna(プロフ) - お初です!あぁ…和むなぁ…。こういうの。このまま中学、高校とかも見てみたいです!これからも更新楽しみに待ってます!頑張って下さい! (2019年1月27日 18時) (レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
葉兎野鳥(プロフ) - ハニーさん» それは良かったです! (2018年12月25日 23時) (レス) id: fad212b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - アッこう云うおねショタッぽいの性癖に突き刺さるわ、ドストライクに刺さるわ( ˙-˙ ) (2018年12月15日 21時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
葉兎野鳥(プロフ) - 紅葉さん» 本当ですか?良かったです!ヒロアカってこういう和み系が少ない(作者的には)と感じるので、息抜きになればと思って作りました。まあ、元がアクションなので仕方ないですけどね。 (2018年10月27日 19時) (レス) id: fad212b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葉兎野鳥 | 作成日時:2018年7月3日 0時