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世界の広さ ページ2

そのときも、あのお姉さんはいた。



ある日、友達がかっちゃん達に苛められてた。僕はヒーローを目指してたから、助けなきゃいけないと思った。

涙目になりながらも、かっちゃんに対抗した。



でも、僕は無個性だ。


かっちゃん達に勝てなかった。



ああ


人は、生まれながらに平等じゃない。



僕は4歳だった。



暫くして公園を出ると、声をかけられた。


「よぉ、ガキ。随分煩かったな。私としては静かにコーヒーを飲みたかったんだが」


お姉さんはいたこちらを見ずに、そう告げた。


どうしよう、話しかけられた!もしかして怒ってる!?


「ご、ごめんなさっ……!」

「別に謝ってほしい訳じゃないんだ。聞いてたよ。ガキ、お前無個性なんだって?」


この人も、馬鹿にするんだろうか。

半ば諦めたように、次の言葉を待った。


「そんな顔すんなよ。私も無個性だ。

なぁ、世界は狭いな。


私ら仲間だ」




予想もしない台詞だった。

味は苦いけど→←見知らぬ人



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- こんにちは!この作品の不思議な雰囲気というか和むような感じが好きです。夢主がチートとかではなくてのめり込みやすいというか…とにかく面白かったです! (8月2日 18時) (レス) @page22 id: ed7980a554 (このIDを非表示/違反報告)
hiroakannna(プロフ) - お初です!あぁ…和むなぁ…。こういうの。このまま中学、高校とかも見てみたいです!これからも更新楽しみに待ってます!頑張って下さい! (2019年1月27日 18時) (レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
葉兎野鳥(プロフ) - ハニーさん» それは良かったです! (2018年12月25日 23時) (レス) id: fad212b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - アッこう云うおねショタッぽいの性癖に突き刺さるわ、ドストライクに刺さるわ( ˙-˙ ) (2018年12月15日 21時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
葉兎野鳥(プロフ) - 紅葉さん» 本当ですか?良かったです!ヒロアカってこういう和み系が少ない(作者的には)と感じるので、息抜きになればと思って作りました。まあ、元がアクションなので仕方ないですけどね。 (2018年10月27日 19時) (レス) id: fad212b8a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葉兎野鳥 | 作成日時:2018年7月3日 0時

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