監視係は仕事をしたくない3（ディズニー短編集）

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A「…怖いんです、夢から覚めるのが(苦笑」



ピーター「…え…？」



夢から覚める…？
どういうことだ？？



A「うーん、なんていうか…

ここは夢の国ですから、誰でも夢を見られる幸せなところです。

でもいつか、それがなくなってしまう気がして…」


ピーター「…」

ここがなくなるって意味じゃないですからね！
と彼女は言う


A「…まぁそれなら夢が消えてしまう前に自分がいなくなった方がまだいいかなって…
本当、可笑しいですよね(苦笑」


Aは悲しそうな、泣き出してしまいそうな顔をしていた




可笑しくないよ




そう言うよりも体が先に動いていた



ギュッ



A「！！？…ピ、ピーターさん？どうした「…可笑しくなんか、ない」…！！」


ピーター「お前は勘違いをしている！ここはッ、夢はッ、絶対に消えない！！

俺は…俺らはお前に居て欲しいんだ…ッ！

だからいなくなる、なんて…言わないでくれ…ッ(微泣」


あぁ、なんて最悪なんだ
女の前で泣くなんて男じゃねぇな…


フサッ


頭、撫でられてる？


A「そうな風に思ってくれてたなんて…私、嬉しいです(笑

あなたを見てたら、いなくなる決心もなくなっちゃいました」

ピーター「…本当、か…？」

A「はい、本当です(微笑
心配かけてごめんなさい」

ピーター「…ん、許す」


A「ふふ…ありがとうございます(微笑」





お前がいない夢の国なんて考えられないよ

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