至の気持ち ページ6
「あっ、もう晩ごはんの準備しないと！」
その後、俺も入って話してたけど、監督さんが時計を見て云った。
「今日はAさんの歓迎会ですね！」
「いいんですか？ただのお手伝いなのに……」
「遠慮すんなって。今日から姉ちゃんもカンパニーの仲間なんだからよ！」
万里もシスコンかよ。
「あ、ありがとうございます！」
Aはぺこりと頭を下げる。
「じゃあ早速晩御飯の準備手伝います！何作りますか？」
「カr」
「カレー以外ね」
幸GJ。昨日の夜もカレーだったし。
冷蔵庫の中を確認したAは大体の献立を決めたらしい。
言い合いを始めた監督さんたちを置いて俺はキッチンに行き、準備をしているAに後ろからのしかかるように抱き着いた。
「何ですか邪魔なんですけど。つか重い」
こんな返しをしてくるあたり、俺を男として意識はしてないな。
「唐揚げ」
「は？」
「久しぶりにAの唐揚げ食べたい。……駄目？」
耳元で呟けばため息を吐かれた。
「作りますからどいてください。塩？醤油？」
「今の俺はどっちの気分だと思う？」
「塩で作りますね消えろください」
「冷たい」
これ以上やると本気で怒られそうなので退散。
「……そういうとこだよ」
誰にも聞こえないように呟く。
ちゃんと俺の気分を解って塩味にしてくれるとこ。
弁当も文句言いながら俺の好物入れてくれてたし。
クエある時なんかは片手間に食べられる奴を毎回作ってくれたし。
素直じゃないし、冷たくて可愛くない。
そんなAが、好き。
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キャラメルドロップ(プロフ) - 暁さん» コメントありがとうございます。酔った至さんは絶対入れたかったので可愛いと云っていただけて嬉しいです。これからもよろしくお願いします (2017年6月23日 21時) (
レス) id: 2ac9dd5393 (このIDを非表示/違反報告)
暁 - 酔った至さん可愛い！！ (2017年6月23日 10時) (レス) id: 76ea3d36a7 (このIDを非表示/違反報告)
キャラメルドロップ(プロフ) - コメントありがとうございます。マイペース更新ですがこれからもよろしくお願いします (2017年6月20日 17時) (レス) id: 2ac9dd5393 (このIDを非表示/違反報告)
優 - 至さん､､、最高！！！ (2017年6月20日 17時) (レス) id: cf1c8d1141 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キャラメルドロップ | 作成日時：2017年6月12日 2時
