伝われ！ ページ34
＊坂田さん目線＊
『私夫婦の方々って以心伝心してると思うんですよ！』
『お？例えばなんですか？』
『そうですねぇ、あ！奥さんが何を考えてるか旦那さんは分かるとか！』
『あー！それは以心伝心してますね〜』
以心伝心かぁ。
・
・
・
坂「…」ｼﾞｰ
う「え、え？」
坂「…」ｼﾞｰ
う「さ、坂田、さん？」
坂「…」ｼﾞｰ
う「えぇ？」
坂「…」ｼﾞｨｰ
う「えっとー、構ってほしいの？」
坂「…」
ｽｯ
う「ちゃんと口でいいなよw」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
坂「んー…」
"お菓子食べたい"って気持ち伝わらんかった…
まだふぅふとして未熟だから？
坂「ん〜…」
う「？」
どうやったら以心伝心できるんやろ。
-別の日-
んー、この番組あんまり面白くない。変えたい。
…あれ？
坂「…ない。」
あれがない。…あれ？名前なんていうけ？よく言ってたのに。
坂「ん？」ｷｮﾛｷｮﾛ
う「あれ、坂田何か探してるの？」
坂「あ、わた。あのね、あれ、あれがぁ…ラジコン…じゃなくて、コントローラーじゃなくてぇ…」
う「ん？もしかしてリモコン？」
坂「そうそれ！！それ見つかんないの。」
う「えー？足元とかソファーの隙間とかない？」
坂「んー、あ。あった！」
う「よかったな〜」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
坂「んふ〜♪」
あれ？そう言えば俺リモコンって言わんかったよな？
『奥さんが何を考えているか旦那さんは分かるとか！』
・
・
・
ふぁっ！？////
坂「ん〜///」ﾊﾞｯ
ふぅふだぁ〜////
坂「////」ｶｱｧ
う (あれ？顔赤くなってる。え？俺なんかした？？まぁ可愛いからいいか♪)
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作者名：八雲橙 | 作成日時：2020年10月9日 0時
