突然ですが遂に猫を飼いました！！

まーしぃVS坂田 ページ8

　
　
　
志「…」

坂「…」


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いや空気が怖いんだけど！？
はい。こうなったのには理由があってだな。
数日前にまーしぃが坂田に改めて謝りたいって言ってきたんだよ。だから坂田にも説明して家に呼んだの。
そして数分間こいつらしゃべらずじまいなの！！せめてなんかしゃべれよ！！


う「いや、あの。二人共さ？緊張してるの？」

志「してない。」

坂「…」


もう坂田は分かる。めっちゃ警戒してるんだな。もう尻尾凄いよ？もっふもふだよ。


う「とりあえず俺は作業してきても？」

志「あかん！」

坂「…」ｷﾞｭｯ


二人揃って俺をこの雰囲気から出してくれないのか。


志「・・・えと…」


お？まーしぃが切り出したか。


志「あの時は、その…いきなり乗っかったりして悪かったと思ってる。」

坂「…」

志「ゆ、許してくれます…か？」

坂「…」ﾁﾗｯ

う「坂田的にまーしぃを許してもいいなら首を縦に振れ。」

坂「…」ﾁﾗｯ

志「ダメ、かな？」

坂「・・・」ｷﾞｭｯ


うーん、横に振らないのが幸いだけど、あんまり許してないっぽいなぁ。




よし。


う「まーしぃ、あの手を使え。」

志「う、うん。でもこれって卑怯じゃない？」

う「取り引きだ。卑怯には入らない。」

坂「?」ｺﾃﾝ

志「…えっと、これあげるんで許してくれない？」ｽｯ

坂「!!」ﾋﾟｮｺｯ


そう。あの手とは、今坂田の目の前にあるケーキの事。ここに来る前にまーしぃにケーキを買ってきてもらったのだ。もうこうなったら物で釣るしかない。


坂「!!」ｷﾗｷﾗ

う「坂田？まーしぃを許せばケーキ食えるぞ？」

坂「!?…」

志「お願い！猫君！」ﾊﾟﾁﾝ

坂「…」


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坂「・・・許す。」


あ！坂田が喋った！！しかも許すって！


志「ほんま！？」

坂「ん。」ｺｸﾝ

志「よ、よかったぁ。」

う「まーしぃ良かったな！」

志「ほんまやで。これでうらたさんの家来た時警戒されへんな！」

坂「ん？頻繁に来るの？」

志「頻繁じゃないけど、ゲームしたりちょっとした打ち上げとかに。」

坂「…」ｷﾞｭｯ

う「え？」

坂「むー…」ｼﾞﾄｰ

志「え？俺なんか変な事言った？」

う「いや、言ってなかったと思うけど？」


腕にしがみつかれた。どゆこと？


う「まぁ、とりあえずまーしぃが買ってきたケーキでも食べながら色々話そうぜ。」

志「賛成！」

坂「…うん。」


とりあえず仲直りしてよかったぁ。

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