恋をしたのは一つ上の先輩でした。 (ページ36)

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さんじゅうにページ36

　
　
　
坂「んん～♪」

志「ほんまさかたんって、幸せそうにパン食うよな～」

坂「ん…だって美味しいんやもん♪」

千「"もん"って、坂田は女子かw」

坂「僕は男や！！」

浦「とか言ってるけど、実際メイド服似合ってたんだよなー」

坂「うぅ……浦田さん、それはもう言わんといて…」

お昼休みにいつもの場所となった中校舎の空き教室で、三人とお昼を食べていた。

浦「じゃあ帰りな！」

坂「はーい！」

千羅と教室に戻り、授業を受けた。

坂「浦田さーん！」

浦「ん、じゃあ帰るか。」

坂「うん！あ、そうだ浦田さん、聞いてー！…」

何にもないまま、一日を終えるかと思っていたけど、そんなことはなかった。・・・なんでー…

「＿＿っ！＿＿＿＿＿＿ｯ！！」

学校から出ようとしたとき、ある教室から人の声が聞こえた。

浦「ん？コンピュータ室か？」

坂「誰やろ。コンピュータ室使う部活ってないやんな？」

浦「まぁ…あるとしたら先生。いやでも、会議室とか職員室で話はするよな…」

坂「う～ん誰なんやろ。」

浦「・・・中見てみるか？」

坂「え！でもいいの？」

浦「いいだろ！こっそり覗いて見ようぜ！！」

浦田さんはコンピュータ室の前でしゃがんでドアをゆっくりと開けようとしていた。なんだろ…子供みたい。
なんて考えていたら小声で浦田さんが話してきた。

浦「(おい、坂田も来いよ！」

坂「(んー、バレたら浦田さんのせいにするからね？」

浦「(まぁ…いいだろ。・・・開けるぞ」

浦田さんが音をたてないようにゆっくりドアを開けた。
中を覗いて見たらたくさんの女子がいた。

っ！？高木先輩！？

高「皆。今日は集まってくれてありがとう。」

速「今日集まってもらったのは他でもない。」

山「【坂田優ファンクラブ】として本格的に活動していくからよ！！」

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ!!

………えっ？
坂田優ファンクラブ？………ナニソレコワイ

坂「(…っ……」ｻｰ

浦「(高木の奴ら、ついにファンクラブまで作ったのか…」

坂「(う、浦田さん……」

浦「(あー大丈夫大丈夫。ファンクラブって言ってもお前を影から見守る的な感じだから、直接お前に被害はない…と思う。」

坂「(うぅ…」

浦「(俺は続き聞くけど、どうする？」

・・・どうしよ。高木さん達がどんな事を話してるか気になるけどなんか怖いしなぁ…………よしっ！

坂「(聞く！」

浦「(よし。嫌になったら廊下の方に行っとけ。」

坂「(分かった。」

やっぱり浦田さんって優しいなぁ…