恋をしたのは一つ上の先輩でした。 (ページ22)

今日:3 hit、昨日:11 hit、合計:30,793 hit

じゅうはちページ22

　
　
　
てことで、今は中校舎の空き教室にいる。

浦「まーしぃ？いったい何やってたのかなぁ？」

志「何って、パン買いに行っただけやん。」

浦「じゃああの騒ぎはなんだよ！いつもああなのか！？」

志「うーん、そうとも言えるしそうとも言えへんなぁ。」

浦「どっちだよ！」

坂「まぁまぁ、浦田さんそのくらいで許したげて？」

浦「ぐっ…坂田に言われちゃ仕方ない。」

志「さかたん強っ…」

千「え、えっとー？」

あ、千羅のこと忘れとった。
絶対混乱しとるやろな…いきなり志麻さんに手引っ張られて、急に走って中校舎の空き教室におるんやからな。
・・・僕もちょっと混乱しとるし。

浦「えっと…いきなりごめんな。戸惑ってるだろ？」

千「あ、いえ！そんなことはないんですけど…」

浦「ん？」

千「ここって空き教室ですよね？鍵とかって、どうやって手に入れたんですか？」

・・・。

え？何この空気。

志「千羅さん。大丈夫や。」

千「？」

志「だって、合鍵があるんやからな！」

坂「合鍵？」

浦「まぁ一回職員室から盗んで、同じのを作ったんだよ。」

坂「ふーん……っ！？盗んだnんんｯ！？((浦「声が大きいっ！」・・・ん。」ｺｸﾝ

浦「ふぅ…まぁでもいいだろ。ちゃんと鍵は返したんだし。」

坂「は、はぁ…」

いいんかな？というか、よく今まで誰にも気付かれへんかったな。下の階って3年の教室なのに。

千「まぁ、いいんやないの？これも高校の時の思い出作りってことで。」

志「さすが千羅さん！良いこと言うやん！」

千「はいはい。」

なんやろ、志麻さんが千羅の犬に見えてきたわ。