[妖怪ウォッチ] 龍が舞う [シャドウサイド]

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学校が終わった。

明日から連休で、火曜日まで登校がない。


久々にゆっくり出来る、と思ったらそういうわけでも無さそうだ。


いきなり現れた酒呑童子に何故か誘われた。

絶対何か企んでる。



「何を企んでるの？酒呑童子」


「いつも俺が何か企んでると思わないでほしいな、A。

後、人間の時くらいハルヤって呼んでよ」


「···本当に何も企んでない？」


どうしても疑ってしまう。

彼に対する私の悪い癖だ。


「ああ、ただAと昔のように過ごしたいだけだ」


「···分かった。その代わりあの四人に手を出さないでよ？」


注意深く言ったら、満足そうな顔をして承諾した。

······子供か。





酒呑童子と約束した当日、偶然にも皆がアキノリの家に

集まっているらしいけど、約束してしまったからには仕方ない。


『ごめん、ちょっと用事があって行けない。』とメールする。


すると。

『どうしたの？病院行くとか？』

と返信が帰ってきた。


『ちょっと友達と約束しちゃって。』

『へぇ−、珍し〜。誰？』


集合場所に来たけど、本人はまだ来てないし、暇だから

メールのやり取りを繰り返す。



『ナツメのクラスメイトの酒呑 ハルヤ』

送信してから、暫く経っても返信は来なかった。

面倒臭くなったかな？


すると急に返信が来た。さっきの間は何だったんだろう。


『A、酒呑君と友達なの!？

初めて知ったんだけど』


『うーん、友達って言えるかな···』



打ち終わって、周りを見てもまだ来ない。

遅いな、忘れてんのかな。


それとも、嘘つかれたかな。

そうだったら許さない。私の時間返せ。

ボコボコにしてやる。



そう心に誓った時、手に振動とメールの着信音が鳴って

返信が来たことを知らせた。



画面に目を戻すと、思ってもない事が書かれていた。

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