[妖怪ウォッチ] 龍が舞う [シャドウサイド]

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夕焼けが照らす通りを三人でジュースを飲みながら帰る。

恋バナとか、沢山話して更に仲良くなれた気がして、とても嬉しい。



歩きながら夢中になって歩いていると、いつの間にか

路地裏のような場所に来てしまったらしい。


「あれ、普通に歩いてたはずなんだけどなあ...」

可笑しいな、と思いながら来た道を戻ろうとする。


すると、アヤメちゃんの小さい悲鳴が聞こえる。


「キャアッ！！」

「アヤメちゃんっ！？」


黒い靄に包まれるように、アヤメちゃんの体が蝕まれていく。

妖怪だ、ちゃんと姿は見えないけど。


「ナツメ、これ妖怪だよ！」

「分かってる。召喚っ！」


アークを妖怪ウォッチ・エルダに挿して

一体の妖怪を召喚した。


「ジバニャン！あの靄をやっつけて！！」

「シャァアアッ！」


シャドウサイドのジバニャンが靄に攻撃をするけど、靄が空中で

分裂し、当たらない。


それどころかケタケタ笑いながら攻撃した。

ジバニャンはそれに当たってしまい、戦闘不能。



ナツメが歯を食いしばって、靄を睨む。

トウマやアキノリに助けを求めたくても出来ない。









なら。

私が何とかしよう。

ナツメを庇うように靄の前に立つ。



目が赤色に変わったことを感じながら、言い放つ。


「...その子を返しなさい。

そして此処から消えて、今すぐっ！」

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