発見4 ページ5
夜になっても学校から帰ってこないハルヤ様。
一体何処に行ってしまったんだろう。もう8時だというのに。
その時、ガチャッと音がした。帰ってきたんだろう。
そう思って玄関に早歩きで行くと、ハルヤ様ともう一人凄く可愛い
女子がいた。
その人は目が赤く、少し機嫌が悪そうな顔をしている。
「お帰りなさい。その方は···?」
「あら、貴方恋人いたの。意外ね」
ハルヤ様が私の質問に答えるより先に、その人が話した。
「そんなんじゃないです。ただの部下みたいなものです」
「ふーん、そうなの」
リビングに戻って、夕食の準備を坦々とこなす。
私が料理や洗濯等の家事が出来るのは、フクロウさんたちのお陰だ。
私は生まれた時、何も知らなかった。言葉すらもだ。
言葉は、辞書から。読み書きは洞潔さんから。
今日は二人ともいないけど。
私は二人に凄く感謝しているし、好きだ。
「···貴方、いい子を持ったわね。勿体無いくらいよ」
「そうでしょうか。それよりも、これからどうするおつもりですか、姫」
ハルヤ様とその姫という人とハルヤ様の会話を聞く。
さっきのハルヤ様の発言に少しムッとした。
「ねぇ、貴方。名前なんというの?」
「Aと言います」
「A、貴方コレの部下で不満はない?」
不満はある。けど、別に此処から離れる気はない。
「···特には」
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Kaede(プロフ) - 地炎 美羅さん» ありがとうございます!頑張ります(*´∀`*) (2018年11月13日 21時) (レス) id: 7af5a2cf72 (このIDを非表示/違反報告)
地炎 美羅(プロフ) - とても面白いです! (2018年11月12日 19時) (レス) id: 58dbd0a658 (このIDを非表示/違反報告)
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