発見2 ページ3
ハルヤ視点
俺の家にAが来たのは、半年前。
ボロボロな姿をした彼女が見るに耐えなくて、連れてきたのがきっかけだ。
彼女が頑なに拒んだところを無理矢理連れてきたから、あまり俺に対する
印象はよろしくない。
「今日もボリュームが多いな···」
「ケチつけないで下さい。朝に一番多く食べた方が良いんですよ?」
テーブルにずらりと並べられた皿の数々。
席について朝食をとり始める。
彼女はせっせと洗濯物を干している。
これが何時もの朝の光景。
人間と何ら変わらない生活を送っている。
「···ご馳走さま、行ってきます」
「はい、あっ」
寄ってきたかと思えば、身だしなみを整えてくる。
「行ってらっしゃい」
そして、にこりと笑って見送ってくれる。
夫婦に見えなくもないこのやり取り。
誰かに見られたくない、けど
何となくこの瞬間が好きだと思っている。
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Kaede(プロフ) - 地炎 美羅さん» ありがとうございます!頑張ります(*´∀`*) (2018年11月13日 21時) (レス) id: 7af5a2cf72 (このIDを非表示/違反報告)
地炎 美羅(プロフ) - とても面白いです! (2018年11月12日 19時) (レス) id: 58dbd0a658 (このIDを非表示/違反報告)
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