21 ページ21
あれから一週間。
『誰か体育倉庫まで一緒に荷物運んでくれる人ー？』
｢わ、わたしやr｣
女｢はぁーい！わたしお手伝いしたいです！｣
『しゅっぱつしんこー！』
よし！次頑張ろ！
『俺とペア組んで、お手本になってくれる人いる？』
｢あ、あのわたs｣
女｢わたしやります！運動好きなんで！笑｣
『おぉ！期待しちゃおっかなぁ』
うぅぅ、今度こそ！
｢あの、お弁当いっしょｎ｣
女｢まっすー！！一緒にお昼たべよー！こっちこっち！｣
『ほんと？ありがと。でも、せめてまっすー先生ね？笑』
…もうだめだ
｢陽葵〜〜！！！もう私無理だよぉぉ〜！！｣
わたし頑張ったの！せーいっぱい！この陰キャのわたしが！
でも！でも！心が折れそう！
｢なぁに言ってんのA！まだ始まったばっかだよ？そんなんでまっすーのこと諦めていいの？｣
…それはいやだ
｢でも、でも、わたしのガラスのハートが…はじけそう｣
｢はじけたとしても、破片が残ってるでしょ？｣
？｢お前らは一体どんな会話してんだよ｣
後ろから聞こえてきたのは聞き覚えのあるしゃがれ声
｢……シゲか。｣
｢おい陽葵！俺の扱い！せめてシゲ先生な？｣
相変わらずだなぁ 、この二人のやりとり
、、、ていうかシゲ先生いつからここにいたんだ？
｢ねぇシゲ先生、私たちの話聞いてました？｣
するとシゲ先生はバツが悪そうに頭をかく
｢あー、、、なにも聞いてねぇよ、、、たぶん｣
たぶんってなによ
もしかして私詰んだ？
これ完全にやらかしだよね？
｢シゲ先生、聞いたこと全部話してください｣
｢、、、Aが増田先生のこと好きとか？｣
｢うわ〜！聞いてたんじゃん！女子の話の盗み聞きはじゅーざい！｣
｢それは本当にごめん。でも！お前らの声まぁまぁデカいから聞こえちゃうんだよ。｣
あとシゲのツッコミ癖が…なんて言って苦笑い
｢シゲ、罰としてまっすーここに連れてきて｣
｢はぁ!?なんでだよ。それくらい自分で行けよ。｣
本当は人見知りで増田先生に話しかけられないんでしょ
でも今回ばかりは協力してもらわないと
｢シゲ先生、ありがとう｣
｢いやいや、俺いいとも言ってねぇよ｣
｢ほら、つべこべ言わず行ってきて！頼んだよ！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 10人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：優羽 | 作成日時：2022年5月27日 23時
