ねぇ、増田先生？ (ページ19)

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え、今のてごにゃんって人が陽葵の彼氏？
いやいやいやいや、そんなわけないよね？違うよね？
でも陽葵は走って玄関に行っちゃった
まさか……ね……

｢紹介するね、私の彼氏！どうぞ！｣

｢初めまして手越祐也です！陽葵がいつもお世話になってます。｣

うわぁー、超絶イケメンさんだぁ
目はくりっとしていて可愛い感じで、鼻筋はすっとしている
おまけにくしゃっと笑ったお顔がきらきら

｢初めまして、AAです。こちらこそ、陽葵がお世話になってます。｣

ぺこっと頭を下げる

でも、すでに私には気になることが一つ
なぜ金髪？
え、高校生……だよね？それともまさかの大学生彼氏？

｢あ、やっぱ金髪気になる？これね、俺の高校は髪染めるの自由だからさ、どうせ染めるなら人と違うのやりたいなって。そんでたどり着いたのが金髪なの。あっはっは笑！｣

ちょっとよく分からないけど、まず手越くんは高校生なのか
校則違反じゃないなら、まぁヤンキーではない
チャラ男の匂いはぷんぷんするけどね！

一気に明るくなった雰囲気の中、手越くんが口を開いた
｢Aちゃん、実はね、俺まっすーのこと知ってんのよ。｣

え、えぇぇー〜！！
まさかのお知り合い!?

｢そうなの!?なんでもっと早く言ってくんないのよぉ！｣

陽葵が手越くんの背中をバシバシしてる
それに手越くんは痛い痛いって言いながらも笑ってる
くそう、目の前でイチャイチャしやがって

｢まっすーとはね、昔近所に住んでたの。そんで、俺サッカー今でも大好きなんだけど、一緒にサッカーしたりカラオケ行ったりして遊んでもらったんだよね。で、今でもたまに遊んだりしてるって感じ。｣

｢へぇ〜、そうだったんですか！じゃあ今はお家離れちゃってるんですか？｣

｢そうなんだよねぇ。まっすーが大学行くってタイミングで引っ越しちゃってさ。そんとき俺まだ8､9歳だったからさ、もうギャン泣きよ笑！まっすー行かないでぇー！なんてさ！｣

あっはっは！ってケラケラ笑ってる
人生楽しそう

｢あとさ、Aちゃんも同い年なんだからタメで話そ！あと手越くんじゃなくて祐也でいいよ！俺、見た目チャラそうってよく言われるけど全然常識人だからね！｣

｢ありがとうございます。あっ、ありがとう笑！祐也くん？｣

すんごいコミュ力だな
少しくらい分けてほしいよ