ねぇ、増田先生？ (ページ16)

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増田先生と昼休み会えるんだと思うと嬉しくて、全く授業に集中出来なかった(いつものこと)

リストバンド渡せるいい機会だしね

私の学校はお昼ごはん食べ終わった人から昼休みだから、今日はダイ〇ンなみに吸い込んだ

よし！増田先生のとこに行こっと

早く増田先生に会いたいな

増田先生に出会うまではこんなに本気で恋したことなかったから自分でもこんなこと思うなんてびっくり

私の本当の初恋は増田先生なんだなと思い知らされる

ｺﾝｺﾝｺﾝ

｢失礼します。3年2組Aです。増田先生いらっしゃいますか？｣

『はーい、増田先生はいらっしゃいますよー。』

こういう返事もかわいい

『まぁとりあえず座ってよ。』

増田先生は自分から少し空いた隣をポンポンとたたく

えっと、、、これはいつ渡せばいいんだ？

完全に増田先生のペースに呑まれてる

『あれ、それなぁに？あ！もしかして俺へのプレゼント？』

これは予想してなかった展開！

｢ふふふ、そうですよ。増田先生のプレゼントです。先日は本当にありがとうございました。｣

『えぇ〜！まじで？ありがとね！あ、開けてもいい？』

｢いいですけど、そんなに期待しないでくださいね？笑｣

増田先生は丁寧に梱包を外してくれる

『わぁ〜！すげぇー！めっちゃかっこいい！ありがと〜！』

感想が小学生なんだよな

でもこういう風に分かりやすく喜んでもらえる方が嬉しい

｢喜んでいただけて良かったです。｣

私の中での最大限の笑顔を増田先生に送る

すると増田先生もにこっと笑い返してくれた

破壊力が！しぬ！

私は心の中でどうにか気持ちを沈めた

すると増田先生はふふっと微笑んだ

｢どうしたんですか？｣

『ん？Aさんが元気そうでよかったなって思って。』

もしかしてそのために呼んだのかな？
だとしたら優しすぎる
私のために先生の貴重な休み時間を使ってくれるなんて

でも、そんなことされたら期待しちゃうじゃん
苦しいだけって分かってるのに、分かってたはずなのに

もう後戻り出来ないくらい、増田先生のことが好きなんです