ねぇ、増田先生？ (ページ15)

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次の日、リストバンドを持って学校に行く

ちゃんと渡せるかな

自分の気持ちに気づいてからは、増田先生のことを必要以上に意識してしまう

あ〜どうしよう！！

早く増田先生に会いたい気持ちもあるけど、わたし増田先生に抱きしめられたし、思いっきり泣いちゃったし、今考えれば相当恥ずかしい

でもどんどん見慣れた景色は進んでいく

陽葵｢A〜〜！！｣

｢ぐえっ！！｣

陽葵が後ろから飛び乗ってきた

｢ちょっとは自分の体重考えてよ！笑｣

陽葵｢え〜ひどいな〜！それよりなんで昨日A学校休んだの？寂しかったんだよ〜！｣

うぅっ、そこを聞かれると、、、

｢んとね、サボり！｣

陽葵｢嘘だ〜！だってA嘘つくとき髪の毛触る癖あるもん。｣

うぅぅっ！！

そんなこと初めて知ったよ

陽葵｢じゃあ後で教えてね〜！｣

こりゃ厄介なことになった

陽葵｢あーーー！！！A！！あっち見て！！｣

今度はなんだ、と思い陽葵の指さす方を見ると、増田先生が赤髪をファサファサさせて、こちらに走ってきた

あ、今日はジャージなんだ
ダボッとしたやつで蛍光色をさりげなく取り入れたオシャレなやつ

『Aさ〜ん！！』

お願いだから、その破壊力抜群の笑顔で私を見ないで！

それに一軍女子の反感買うし！

｢おはようございます。｣

まずはあいさつ

冷静に冷静に

『一昨日のことなんだけどね、、、、あ〜、、やっぱり後ででいい？ちょっと人があれだしね、、、。ごめんね？』

増田先生は首をこてんっとかしげる

かわいい、、、！！

すると増田先生は私に近づいてきて

『昼休み、保健室ね。』

と耳打ちした

ちかい！かおが！

私がプチパニックになっているうちに、増田先生は他の生徒と行ってしまった

せっかく増田先生から話しかけてくれたのに、なんで私はあんなに真面目で素っ気ない返事しか出来ないんだ

もっと話したかったな…

増田先生を連れてった女子たちは、増田先生にわざとぶつかって歩いたり、にこにこの笑顔で話していて、少しだけ胸がチクッとした