日曜日の悟くん

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夜遅くまでわちゃわちゃしたら、いよいよ寝る時間。


そろそろお開き〜かと思いきやそうはならなくて。




『悟くん、もう寝るよ』


「ん」


『いや、無理ですから』




腕を伸ばして抱っこをせがんで来る大人を普通に拒否する。


だって普通に考えて持ち上げられるわけなくないですか……


抱っこなんかしたら私の首の骨折れるよ？




「A」


『えぇ……』




それでも尚腕を伸ばすのを辞めないので、しぶしぶ近づく。




『っわ…』


「捕まえた♡」


『捕まえたって……はやく寝ようよ』


「うん、連れてって」



がっちりくっつく重い体を、仕方なくズルズル引きずる。



進むわけなくない？


1cmもほら、進んでないねぇ？




『無理、ほら見て？無理ですって』


「Aは力ないね、仕方ないから僕が連れてってあげる」



そう言って私を軽々抱っこして、ベッドに寝かせる。



何だこの茶番は、最初からそれで良くないか？



なんて思われてるともつゆ知らず、どさりと五条先生が降ってきた。

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