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『………』
煉獄さんの鼓動が伝わってくる。
どくんどくんと、少し早いようなそんな気がした。
『煉獄さん。私、決めました』
私は、人を救いたい。
鬼から人を守りたい。
でも。
私は弱くて。
いつも助けられてばかりで。
大好きな人にまで心配かけて……
煉獄さんに失いたくないって言われた時、すごく嬉しかった。
人間誰しも、向き不向きがあって。
自分が隊士に向いてないなんてことは、本当は分かってた。
でも、煉獄さんに近づきたいなんていう意地があったから隊士になった。
貴方みたいに、沢山の人を守りたいって。
でもね実を言うと私、満足しちゃったんです。
煉獄さんが言ってくれた、鬼殺隊に入った者は誰しもが強いって言葉で。
馬鹿みたいだけど私、満足しちゃったんですよ。
貴方がこんな私でも認めてくれてるって事が、凄く嬉しかった。
そりゃあ隠の事を提案された時は、本当に動揺して反発しちゃいましたけど。
それでも頭が冷えたら、私は私が本当に出来ることをやるべきだって思ったんです。
私は隊士には向いてなかった。だから……
『私、隠になります、煉獄さん』
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かのん - もちろんです。いつでも待っています。 (2021年2月26日 22時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
まの(プロフ) - かのんさん» 嬉しいコメントありがとうございます!ぶっちゃけ噂話需要あるのか?と悩んでいたのでそう言ってくれるととても嬉しいです!これからの展開も私なりに丁寧に書いていくので待っててくれると有難いです。 (2021年2月25日 8時) (レス) id: 60c99e3d1c (このIDを非表示/違反報告)
かのん - はじめまして最初から読ませて頂いております。しのぶちゃんの進行面白いです。夢主ちゃんはこのまま鬼殺隊としてやっていくのか、それとも隠になるのかなぁ?これからの展開気になってきました。 (2021年2月25日 0時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まの | 作成日時:2021年2月23日 16時