検索窓
今日:22 hit、昨日:2 hit、合計:28,165 hit

. ページ37

底に立ち尽くす煉獄さんは。


不死川さんを真っ直ぐ睨む。



『煉獄さん……どうしてここに』

「……テメェは毎回、どーして俺がこいつといる時に現れやがるんだァ?」



私の質問をかき消すように不死川さんが喋る。


ゆっくりと立ち上がって煉獄さんに問いかけた。



「胡蝶から聞いた」

「聞いたから何だってんだァ、俺の屋敷まで来て一緒に酒でも飲もうってのかァ?」

「お前と飲むつもりは無い」



その言葉に、突然私の腕を掴んで立ち上がらせる。



「Aを連れ戻しにでも来たかァ?」

『え?ちょ…』

「!」



戸惑う私をお構い無しに、不死川さんの方へと引き寄せられる。


何が何だか分からなくて、どうしたらいいのかも分からない。


不穏な空気に泣きそうになる。



「Aに触るな」

「何でテメェがこいつを連れ戻すんだよ、こいつの親か何かのつもりかァ?」



煉獄さんの言葉を無視して、煽るように言う不死川さんは続ける。



「こいつが誰と何してようがテメェに関係ェ、こいつが俺に何されようともなァ」



その言葉を吐き捨てた後、不死川さんが私の頬に触れた。


触れたと思った次には、不死川さんの顔が近づく。



『え?不死川さ…』

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
134人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

かのん - もちろんです。いつでも待っています。 (2021年2月26日 22時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
まの(プロフ) - かのんさん» 嬉しいコメントありがとうございます!ぶっちゃけ噂話需要あるのか?と悩んでいたのでそう言ってくれるととても嬉しいです!これからの展開も私なりに丁寧に書いていくので待っててくれると有難いです。 (2021年2月25日 8時) (レス) id: 60c99e3d1c (このIDを非表示/違反報告)
かのん - はじめまして最初から読ませて頂いております。しのぶちゃんの進行面白いです。夢主ちゃんはこのまま鬼殺隊としてやっていくのか、それとも隠になるのかなぁ?これからの展開気になってきました。 (2021年2月25日 0時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まの | 作成日時:2021年2月23日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。