五条悟、拾いました。

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その後。


私は悟に文句を沢山言った。


鏡を見た時、沢山の跡が首やら鎖骨の辺りに付いていて。


むしろ良くこんなに付けれたなと思った。


おまけに噛み跡まで。


通りで痛いわけだわと納得した。



悟に会う度に文句を言っていたら、私が欲しいと言った事のある服やらピアスやら、お菓子やら薔薇やらを沢山買ってきた。


何で欲しいもの覚えてんだよと恐怖を覚えたし、1本の薔薇に関しては何で薔薇？って思ったけど。



そんなことされちゃあ、流石の私も喜んで許したよね。


うん。


ちょろいなぁなんて言われた気がしたのは多分気の所為。




「跡、薄くなってきたね」



少し寂しげに首を見る。



『もう付けさせないわ馬鹿野郎』

「えー、僕からの愛なのに」



少し唇を尖らせて言う悟。


イケメンだな、惚れてまうぞ。



『何が愛だ、最近からかいすぎですよ五条さん』

「………」



悟は暫く黙っていた。


お、やっと反省したか？


なんて思ったのもつかの間。


悟は静かに口を開いた。



「からかってないよ、言ったでしょ僕の事だけ見てればいいって」

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