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「……て、起きてA〜」
イケメンの声がする。
「起きてA、朝だよ」
『ん……んー』
ぺちぺちと、イケメンが私の頬を叩いてる気がする。
「早く起きないとマジで襲うよ?」
『ひゃ!』
最高なのか最悪なのか。
悟に耳元で囁かれて飛び起きる。
『…なんつー起こし方』
「やっと起きた、おはよう♡」
朝からイケメンフェイスが目の前で私に挨拶をする。
適当に挨拶を返しながら布団から出る。
まだ心臓がばくばくしてる、お前のせいだバカヤロー。
「ねぇA、見て見てー」
そう言って何だか楽しそうに机を指さす。
『ん、何…』
目を擦りながら、机の方へ目を向ける。
わぉ、なんということでしょう。
机には、手作りと思われる目玉焼きとスクランブルエッグ、ウィンナーがお皿にぐちゃっと並べられ置いてあった。
『なんで卵2つ?』
「どう?美味しそうでしょ」
私の質問を無視して、キラキラした目で私を見る。
『ありがと、わざわざ作ってくれて。美味しく頂きます』
よしよしと悟の頭を軽く撫でて席に着いた。
それを見て、嬉しそうに悟も席に着く。
可愛い奴め。
『「いただきます」』
同時にいって悟の作ってくれた朝ごはんを頬張る。
「………」
スクランブルエッグは火を通しすぎてちょっとパサパサだし、目玉焼きは裏が焦げているし、ウィンナーも胡椒かけすぎだけど。
『美味しい!』
どれも美味しかった。
私の言葉にぱぁっと笑顔になる悟は、子供みたいで可愛かった。
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まの(プロフ) - 雪マカロンさん» 読んでくださりありがとうございます!頑張ります! (2021年3月4日 18時) (レス) id: 60c99e3d1c (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 面白いです!更新頑張ってください! (2021年3月4日 18時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
まの(プロフ) - 朧さん» 嬉し過ぎるお言葉!ありがとうございます!これからも頑張ります! (2021年2月26日 9時) (レス) id: 60c99e3d1c (このIDを非表示/違反報告)
朧 - 悟くん好こ……あ、、、、、、、この作品大好きです!更新頑張って下さい! (2021年2月25日 21時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まの | 作成日時:2021年2月14日 17時