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暫くして、お風呂から上がった悟が出てくる。



「ドライヤー勝手に借りたよ」

『あぁ、そうすか』



お風呂上がりの悟は、やっぱりイケメンだった。


お風呂上がりもイケメンって強いな。

私なんてお風呂上がりそんな見た目綺麗に保ててないよ。



「すっぴんのAも可愛いね」

『……』



いつの間にか目の前に来ていた悟に驚きすぎて声も出ない。


急に目の前に現れるな、心臓が止まる。



『急に目の前に現れるな、心臓が止まる』

「あは、ごめんごめん」



へらへらと笑う悟は、きっと反省なんてしてないんだろうなと思った。



『もう寝るよ、明日仕事だし…』



そう言いながらソファに寝転がる。



「あれ、ベットで寝ないの?」

『ばっか、男とベットで一緒に寝れるか』

「大丈夫だよ、僕襲わないし」



襲わない宣言にちょっと傷つきながらも。



『私が襲う可能性がある』

「oh…」



私の言葉に少し引き気味になる。


そんなに引くなよ冗談だろうが……



「まぁ冗談はさておき、一緒に寝ようか」

『いやだから…』



私の言葉を聞く耳ももたず、軽々と私をお姫様抱っこする。



『…………え』



おいおいおいおい。

今時お姫様抱っこしてくれるイケメンがいる?

イケメンかよ……


軽いねーなんて言いながら、黙ってベットに運ばれる。


優しく下ろされ、布団をかけてくれた。



『って何普通に連れてきてんの、心の準備が出来てないんだけど』



ふざけんなと言わんばかりに枕を投げる。



「落ち着いて、ほら寝るよ。明日仕事なんでしょ?」



そういって投げられた枕を元の位置に戻す。



「枕1つしかないから半分こしよっか」

『は?』



そう言ってこっちを向いて寝転がる悟。



いや近。

ただでさえシングルのベットで近いのに、枕半分ことか更に近いじゃん。

ちゅー出来る距離じゃん。


なんてツッコミたくなる気持ちを抑える。


こいつに何言っても無駄だと私は学習した。



『……おやすみ』

「おやすみ」



悟に背を向けて、いそいそと寝転がる。




普通に恥ずかしい。


心臓がどきどきとうるさい。



神様。

男と同棲するのだってやばいのに。

男と一緒に寝るなんて、難易度高すぎませんか。

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まの(プロフ) - 雪マカロンさん» 読んでくださりありがとうございます!頑張ります! (2021年3月4日 18時) (レス) id: 60c99e3d1c (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 面白いです!更新頑張ってください! (2021年3月4日 18時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
まの(プロフ) - 朧さん» 嬉し過ぎるお言葉!ありがとうございます!これからも頑張ります! (2021年2月26日 9時) (レス) id: 60c99e3d1c (このIDを非表示/違反報告)
- 悟くん好こ……あ、、、、、、、この作品大好きです!更新頑張って下さい! (2021年2月25日 21時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まの | 作成日時:2021年2月14日 17時

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