29 ページ30
いつまで経っても止まらない涙を、何度も何度も拭く。
『止まれ、ばか』
怒っても、言う事を聞いてくれない。
その時。
「ただいま〜」
悟が帰ってきてしまった。
「あ、A帰ってたんだねおかえり〜」
悟にこんな姿、見られたくないな。
でも、
「A?どうしてうずくまってんの?」
悟の声が、すぐ近くで聴こえる。
『何でも、ないよ』
震えてしまう声を、何とかバレないようにと声を出す。
「泣いてる?」
でも、悟にはあっさりバレてしまったらしい。
なんで分かってんだよ、ばーか。
「A、どうしたの?泣いてる理由、僕に教えて?」
『………』
「あ〜!もしかして帰ったら僕が居なくて寂しかったんでしょ〜?」
サングラスを外しながら、どこか調子に乗ったように言う。
『……た』
「ん?何何?」
『寂しかった』
泣きながらそう言った私に、どうやら悟は驚いているらしい。
409人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まの(プロフ) - 雪マカロンさん» 読んでくださりありがとうございます!頑張ります! (2021年3月4日 18時) (レス) id: 60c99e3d1c (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 面白いです!更新頑張ってください! (2021年3月4日 18時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
まの(プロフ) - 朧さん» 嬉し過ぎるお言葉!ありがとうございます!これからも頑張ります! (2021年2月26日 9時) (レス) id: 60c99e3d1c (このIDを非表示/違反報告)
朧 - 悟くん好こ……あ、、、、、、、この作品大好きです!更新頑張って下さい! (2021年2月25日 21時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まの | 作成日時:2021年2月14日 17時