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蝶屋敷を後にし、暗くなった夜道を煉獄さんに後に着いて歩く。


さっきからずっと、会話がない。


私が勝手に離れてしまったせいだろうか?

それとも、私が顔を真っ赤にしてる所を見られて……



「寒くはないかA!」



急に話しかけられた事に驚き飛び上がりそうになる。



『は、はい!』

「そうか!」

『…はい』



それにしても、何処で別れよう。

時刻は確か22時をまわっていたし、今から宿を探しに行って間に合うかどうか。

やっぱり、蝶屋敷に泊まらせてもらえば良かったかなぁ。


少し後悔。



『あの、煉獄さん』

「なんだ!」

『助けてくれて、ここまで運んでくれて本当にありがとうございました。』



さっき言いきれなかった言葉を伝える。



「構わん!俺は当然の事をした、ただそれだけだ!」



相変わらず素直で真っ直ぐで、優しい人だなぁ。


なんて思っていると、煉獄さんの屋敷が見えてきてしまった。


やばい、早く宿を取りに行かないと!



『えっと、それじゃあ私はこの辺で失礼します』



ぺこりとお辞儀をして、その場を去ろうと歩を進める。



「む、何処にいくんだA!」

『え?』



呼び止められた事に疑問を感じつつ、煉獄さんの方に振り返る。



「夜も更けている、傷も完治していないし暫く俺の屋敷に居るといい!」

『で、でも、迷惑じゃ…』

「Aなら問題は無い!」



きっぱり言い切り、屋敷の方へ向かっていく煉獄さん。



断れる訳もなく。


言われるがまま。


私は煉獄さんの屋敷に足を踏み入れた。

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作者名:まの | 作成日時:2021年2月13日 13時

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