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「へ？！手紙が届いた時部屋におった？！」
「せや。残念ながらな」
「残念ながらってどういうことです？！あイテテ…」
あれから数分間、格闘は続いた。
最後の方は完全にクマとタヌキが戯れてるようにしか見えへんかったけど…
流石に圧倒的に負けてるタヌキが可哀想やったし、
「そいつちゃうで」
と一言言うたらあっという間に闘いは終戦した。
いつからこんな発言力を持ったんか、ほんまに姫にでもなったんか俺は…
「マルちゃんごめんな」
「大丈…いやめっちゃ痛い。これ病院…」
「舐めときゃ治るな」
「お前なぁ！」
そして部室でもこの調子。
何やこいつら…仲良しか。
「てか、すばる君こいつを家にあげたらあかんって。何されるか分からんで？」
「ああ、せやな。実際襲われかけたし…」
「うっわっ！！最っ低やっ！」
「ち、違うって！それはすばるの距離が近いからでっ！」
……確かに。
ヨコはいつも距離が遠いから違和感半端なかったけど、
大倉にはよく頭を撫でられたり、抱きつかれるし、
ヤスとかは頬にキスしてきたりする。
「お前すばる君呼び捨てすんなっ！」
「いった！そこ捻ったとこやって！」
……見知らぬこの男を家に上げてしまったのも、それに慣れすぎたことが原因や。
人見知りなのに警戒心ないって…俺はアホか。
「そういえば、何で僕が犯人って…」
「あー、村上君が言っててん。前髪と眼鏡で顔隠してる気味悪い男にすばる君がストーカーされてるって。
…そんなんマルちゃんしかおらんやろ？」
「はぁー、信ちゃんそれは『迷』推理やなぁ」
…信ちゃん？
「お前、ヒナとも知り合いなんか？」
「え？ああ、そうなんです。オバケか！って通りすがりに突っ込まれてから、よくしてもらってるんですよ」
「村上君だけやないねんで。一年の間ではマルちゃん有名人やからヤスとも知り合いやし、亮ちゃんに至っては同じバンドやし」
…有名人？亮と同じバンド？
「そうそう！すばる君聞いてやっ！マルちゃんって学部トップ成績やったから、入学式で代表挨拶したんやけどな…」
「しーーっ！！お前言うなって！」
「そこでっ…やらかしてっ…顔隠してコソコソし始めてっ…あっはっはっはっ」
とうとう堪え切れずに笑い出した大倉と、真っ赤な顔の丸山。
まぁ確かにこいつなら何かやらかしそうやけど…
まさか学部トップ成績とはな。
…人は見た目によらん、ってことか。
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knikni(プロフ) - 赤ちゃんさん» コメントありがとうございます！そんなに言っていただけるとは！めちゃくちゃ嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年2月5日 22時) (
レス) id: 901bb067b4 (このIDを非表示/違反報告)
赤ちゃん - ものすごく好きです！！！！！！！大好きです 更新頑張ってください！！！！！！！ (2019年2月5日 20時) (レス) id: af2e5fff74 (このIDを非表示/違反報告)
knikni(プロフ) - 琉羽。さん» 初めまして！コメントありがとうございます！そう思っていただけると、とても嬉しいです。ありがとうございます！ (2018年12月23日 8時) (レス) id: 901bb067b4 (このIDを非表示/違反報告)
琉羽。(プロフ) - 初めまして！面白くてハマってます！誰がストーカーなのか気になるし、これからどうなるのか楽しみです！ (2018年12月22日 19時) (レス) id: 345e604141 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：knikni | 作成日時：2018年11月23日 17時
