とっとこはむちゃん【短編集】 (ページ3)

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アナウンサー「では、両チーム準備はよろしいですか？」

ピッ

ピッ

ピッ

ピーー！

一斉にスタートしてから力勝負では先に到達し、少しリードしている浜野

しかし問題はその後だった

G20「A！A！頑張れA！！」

『やばい！』

何回か惜しい打球はあるものの的に当たらないまま相手に追いつかれてしまう

アナウンサー「青レーンの勝利です！」

T1「何やってんのA〜！」

気づいた時にはすでに相手チームが達成してしまい、浜野は心底悔しそうな表情だった

見取り図森山「惜しくも負けてしまった浜野選手、
いかがでしたか？」

『バッティングコントロール、頑張ります』

悔しさを糧に、次の競技へ気持ちを切り替えていた

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

「続いては、ULTRAブレインバトルーー！」

アナウンサー「モニターに映し出される問題を見て、正解だと思うABCのどれかの椅子に座ってください」

D60「椅子の数が限られてるから、全員が一つの回答には座れないってこと？」

『多分そうです』

D60「椅子取りゲームってそういうことかー」

"無かった物はどれでしょう"

パッとモニターに問題が映し出されると共に全員がBに向かって走り出す

その中でも群を抜いて足が速かったのは岡林と浜野だった

バタバタバタッ

『よっしゃ！』
D60「うぇーい！」

次々と席は埋まっていく

G20「あ"ー、惜しかった」

『(戸郷さん座れなかったのか､､､)』

戸郷は座れず1回戦で敗退となってしまい、それを見た浜野は明らかに悲しそうな表情をしていた

T41(困り眉､､､もう眉毛が8時20分やん)

そんなことは梅雨知らず、隣に座る岡林はノースリーブでさらけ出されている浜野の二の腕を遠慮なく触っていた

2回戦目は迷うこと無くAへと向かって走った浜野

カープの森下も自信満々でAへと向かい、それについて来た阪神の村上森下もAに座った

『これで間違ってたらどうしよ』

T41「そう言いながら二の腕触るんやめてもらえる？」

『え、いいじゃないっすか』

浜野は村上の二の腕をさらーっと触りながら頭を悩ませた

次第に飽きてきたのか、最終的には頭を村上の肩に預け、ぼーっとしていた

T1「やった！合っとった！！」

『、え、やった』

T41「反応薄いな」

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