とっとこはむちゃん【短編集】 (ページ16)

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44「はむちゃん、どうかした？」

『あ、いえ、何もありません！！』

67「こいつがバブいって言ってましたー」

『なんでそれ言うんですか、！』

山瀬達が小声でやいのやいのとしている間、佐々木は
ポカンとして状況が未だ読み込めていなかった

44「バブい､､､？」

『そのー、なんと言うか、要するに可愛いって事です､､､』

44「えっ、かわいい？僕が？？」

『すみません、年上の方に対して可愛いとか
　失礼ですよね､､､』

山瀬を盾に浜野は"バブい"の意味を説明した

44「それを言ったらはむちゃんの方がバブいね

　ほら、ほっぺがもちもちなところとか」

佐々木は浜野の頬をつついて段々と頬がゆるむ

24「Aも満更でもない顔してんな」

67「よかったねー、＂ばぶちゃん＂！！」

7「ばぶちゃん、？」

8「今誰かばぶちゃんって言わんかった？」

山瀬の声が大きかった為グラウンドによく響き渡り、
数名が浜野の方を向いた

6「なるほどな、はむちゃんが"ばぶちゃん"って呼ばれとったんか」

『あ、なんか嫌な予感が』

聞かれていた事も知らない浜野は寒気がした

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〜次の日〜

6「おはよう、ばぶちゃん」

『おは、え？』

8「ばぶちゃん今日調子ええな」

『え？』

25「やけにでっかいばぶちゃんやな」

『はい？』

83「みんなからばぶちゃんって呼ばれとるらしいな」

『！？』

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