【第5人格】お兄ちゃんと結婚するって言ったじゃん!! (ページ47)

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43話ページ47

案の定寝不足のルカさんはパンケーキを食べながら寝ていた…

ビクター【器用ですね】

アンドルー｢そうだな…でも口まで届いてないな…｣

ルカ｢…zzZ｣

｢確かに……口の前で落ちちゃってますね……これじゃ食べられない……ん～｣

どうやったら食べられるだろう………

｢あ！｣

いい案が思いついた!!!!

ルカさんが持っているフォークを手から取りナイフで1口サイズにカットする

アンドルー｢アリシア？な、何をする気だ？｣

｢ルカさんには寝てて貰うので……1口サイズに切ったものを口に入れたら…自分で食べてくれるかなーっと思いまして……｣

1口サイズに切ったパンケーキをフォークに刺して口元に持っていくと

パチッと目が開いた

ルカ｢あ〜んだね？アリシアくん｣

｢あ……起きてたんですね……なら自分で食べれますね……｣

ルカ｢え～あ〜んしてくれないのかい？｣

なんだかしょんぼりしている……そんなに自分で食べたくないのかな？

｢いや……別にしてもいいんですけど……｣

するとビクターさんの席からドンっと音が鳴った

見てみると少し焦った顔で

ビクター【ダメです!!!!食べさせるのは僕でもできます!!】

っと少し崩れた文字で書かれている……その文字がも焦りを感じる

ルカ｢おや～そんなに焦ってどうしたんだい？｣

ニヤ～っと笑うルカさんにビクターさんはﾊｯとした顔をするとすぐに顔が赤くなった

ビクター【な、なんでもないです!!パンケーキ食べましょ!!!!】

するともぐもぐと勢いよく食べ始めた……

アンドルー｢ルカあまりビクターをいじめるな｣

ルカ｢わかったよ……ビクターもごめんよ｣

｢はぁ………｣

ひとつため息を吐いてからパンケーキを口に運んだ

ふわふわして柔らかすぎず硬すぎない……上に乗っていたフルーツの甘みや酸味が口の中で程よく広がる……

｢おいしい｣

とってもおいしい……後でイライさんに伝えよう……彼がいいって言ったら今度作り方を教わりたいな……

フィオナ｢アリシア～貴方ハンターに呼ばれているわよ？何かしたの？｣

｢ング？！｣

アンドルー｢お、おい！大丈夫か？！｣

びっくりしすぎてパンケーキが詰まってしまった…
隣に座っていたアンドルーさんが背中を摩ってくれたのでちゃんと呑み込めた…

｢い……え…それで…ハンターに私が？呼ばれているんですか？｣

フィオナさんが言うにはハンターのイドーラさんに呼ばれているらしい

どこかで聞いたことがある名前…どこだったっけ?