【第5人格】お兄ちゃんと結婚するって言ったじゃん!! (ページ39)

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36話ページ39

あれは2年前の話
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あの時は父(ジェイ)とお兄ちゃんそれに私3人暮らしをしてました

ある日冷蔵庫の中身がなくなってしまったので買い物に行くことになりました

しかしいつも付き添いで言ってくれているジェイが仕事でいなかったので家にいた兄を連れていくことにしたんです

ｶﾞﾁｬﾝ!!

｢お兄ちゃ～ん｣

イソップ｢アリシア……部屋に入る時はノックしてよ｣

｢ごめんって｣

それぐらい常識だよっと言いながら作業していたのか手に持っていた工具を机に置いた

イソップ｢で？どうしたの？｣

｢あ,忘れるとこだった……冷蔵庫の中が空っぽになっちゃうから買い物行かない？｣

すると

イソップ｢ぜっっっっっったいやだ!!!!｣

ぱっと立ち上がると走ってベットの中に潜り込んでしまった……

しかし兄は仕事以外で外に出ないで……

｢そんな事言わないでさぁ～………あまり外に出てないと……キノコ生えるよ？｣

イソップ｢いや生えないから!!!!死体にも生えないんだから生きている体には生えないから!!!!｣

的確に(？)突っ込まれてしまった……

んぅ～どうしたものか……買い物に行かないと行けない……しかし一人で行くのは嫌だ……

んぅ～っと考えていると協会の門が叩かれている音がした

誰か来たのだろう……

協会の門を開けるとビクターさんが立っていた

ビクター｢お手紙ですアリシアさん｣

｢あ、ビクターさん…お手紙ありがとうございます｣

ビクター｢最近お兄さん見かけませんが元気ですか？｣

あんな兄のことを心配してくれるなんて……優しい

｢兄なら……あ、ビクターさんこの後暇ですか？ちょっと頼みたいことが……｣

ビクター｢この後ですか？……ぅん～｣

ペラペラとスケジュール帳をめくりながら少し唸りしばらくすると暇だということがわかった

ビクター｢で、頼みたいことってなんですか？｣

｢あ、それが………｣

まぁ着いてきてくださいと言いつつ教会奥にある家に歩いていき兄の部屋の前まで行った

｢実は冷蔵庫の中が空っぽになってしまったんですよ…それで買い物に行きたいんですが生憎今父がいないので……｣

ビクター｢お兄さんを連れて行きたいが出てこないっと………｣

｢そうなんです｣

さすがビクターさん飲み込みが早い

ビクター｢わかりました!!お兄さんを部屋から出すのをお手伝いしますね!!｣

｢すみません……助かります｣

再び兄の部屋のドタを開けた

兄は布団から出てまた机に向かっていた