【第5人格】お兄ちゃんと結婚するって言ったじゃん!! (ページ32)

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29話ページ32

イソップ｢大丈夫!!もう飲まないから｣

｢ならいいけど……｣

デミ｢んじゃ今日はお開きにするか……じゃそこの男ら!!潰れた奴らを部屋に送っていってくれ!!!!｣

イライ｢ん……わかりました｣

ビクター【……はい…】

イソップ｢嫌でs｣
ｶﾞｼ
｢やります!!｣

デミさん……お兄ちゃんの肩折れちゃうので……握りすぎないでください……

その後ビクターさんとお兄ちゃんはいやいや酔い潰れた人たちを部屋に送り届けたそうです

｢デミさん…今日は…ありがとうございました｣

厨房で片付けをしているデミさんにお礼を言うと

デミ｢いやいやこっちこそ済まなかったね…まさか未成年だったとは……｣

｢いえ大丈夫です……あ、あの…｣

デミ｢ん？どうしたいんだい？｣

｢わ、私が…成人したら…またお酒作ってくれますか？｣

そういうと少し考えているデミさん

やっぱりダメかな……

デミ｢ええ！もちろん作ってあげる!!新しいレシピ考えたいとね!!｣

ﾆﾊﾟ～っと笑い私の頭を撫でてくれた

デミ｢それじゃの試合でもよろしくね!!さ！子どもは寝た寝た!!｣

｢あ……こ、子ども扱いしないでください!!!!｣

ふふっと笑いながらも私を部屋まで送り届けてくれる…ここの荘園の人はみんな優しいなぁ……

デミ｢じゃ!!おやすみ｣

｢お、おやすみなさいデミさん｣
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次の日はいつもより早く起きた

｢ここに来てからお世話になってばかりだから…朝ご飯作って恩返しをしよう!!!!｣

そう…早く起きたのはこのためだった

そうだなあ……朝はパンとスープ…あとはサラダ………デザートは何にしようかな……

そんなことを考えているとつい夢中になってしまう

30分後………

｢できた!!ちょっと量多いかな………｣

お皿に盛り付けテーブルに並べたのは
フレンチトースト
目玉焼き
ウインナー
コンソメスープ
サラダ
それにデザートのプリン

久しぶにり大勢の分を作ったので少し疲れてしまった……

すると食堂の扉が開いた
誰か起きてきたのだろう……

ナワーブ｢お、アリシアか…おはよう｣

起きてきたのは傭兵のナワーブさんだった
起きたばっかりなのだろうか眠たそうに目を擦っている……少し寝癖も……

｢おはようございます…ナワーブさん｣

ナワーブ｢？…これ…アリシアが作ったのか？｣

｢朝食にって思いまして……作ってみました……｣

ナワーブさんはテーブルに置いてあるお皿をマジマジと見ている……不味そうだろうか……