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ニュースを見たらしい悟飯が空を飛んでやってきた。それから彼も例の如くAの顔を見て驚いていた。
あまりにも全員がヒビについて言及するものだから、彼女はうーんと唸った後、額に手を添えた。
念じるように目を閉じて、額を押し上げるように撫でると、そこには傷ひとつない美しい黒曜石があった。それを見てまた全員が驚いていた。その顔を見てAは困ったように眉を八の字にして、首を傾げつつ笑った。
「Aさん、本当に何の星から来たんですか？」
「エデン」
「まあ、それは知ってますけど…」
悟飯は学者らしく気になった様子で彼女の顔や体をまじまじと見た。
「他にはどんなことができるんですか？」
「うー、んと、…わからない」
「自分のことなのに？」
「うん」
Aは椅子に座って自分の両手を見た。人工皮膚がべりべりに剥げて、手首から上は完全に黒曜石だった。ネイルも消えてしまっている。
「何か、やろうとすればできるんだけど。何ができるかはわからない」
「へぇ」
「なあ、そんなつまんねーことばっか話してねぇで、外行って戦おうぜ」
悟空がひょこっと顔をだす。
「ヒビも治ったんだしな！」
「あ、うん、いいよ」
「ちょ、ちょっと父さん、いくらなんでも…手加減してくださいね」
「大丈夫だって。こいつめちゃめちゃ強ぇみてーだからよ。な？」
「うん」
「Aさん何もわからず頷かない方がいいですよ」
範囲はカプセルコーポレーションの庭、ベジータや悟飯が止めに入れる範囲のみ。制限時間は30分。少しでも騒ぎになったら中止。
「明日になったら、別荘地に連れてってあげるから。とりあえずここで我慢して」
「オラの瞬間移動で、別の場所行くのもダメなんか？」
「ダメよ。あんたたちが戦って地面が無事なわけないもの。そんなの一般人に見つかったらまた騒ぎになるわ」
「ちぇー。ま、いっか。明日が楽しみだなぁA！」
「…うん、そうだね、ごくー」
人工皮膚を全て剥がし、とりあえず白のTシャツと短パンを身につけている。とは言え全て丈が短い。それも着こなせるほどの見目は、幸運すら呼びそうなものだが、来るは終焉。
ブルマが簡易的な防御装置を起動させた。サイヤ人同士のぶつかり合いで発生した衝撃波を大幅に減らすことができ、地面へのダメージは防げずともこれで街に気づかれることはない。
ザリ、と悟空の足が地面で擦れた。Aは構えもしないで見ていた。
「ごくう」
「なんだ」
「私、勝てばいい？負ける？」
「できれば勝ってくれ、オラも負ける気はねぇけど」
「わかった」
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メルト(プロフ) - どでぃさん» ありがとうございます！本当はスパヒ始まる頃に終わらせておくつもりでした！無理でした！ (2022年7月28日 22時) (
レス) id: 465e22fbd6 (このIDを非表示/違反報告)
どでぃ - 面白いです！すっごい続き気になってます、更新頑張ってください。 (2022年7月28日 11時) (レス) @page49 id: 8e1c6e0d2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メルト | 作成日時：2022年5月3日 0時
