うちの彼女が可愛すぎる話。【Satomi】 (ページ40)

今日:19 hit、昨日:0 hit、合計:17,666 hit

91推しくんページ40

次目が覚めた時に隣に彼はいなかった。

彼が居た場所はもう冷たくて、胸がズキっと痛んだ。

体を起こすのも辛くて、手元の携帯を手に取ると通知が何件も溜まっていた。

ライブ開始のお知らせ大切なお話：録画は残しません

30分前の通知で今も放送中

上半身を叩き起してイヤホンを指す。

耳から聞こえたのはいつもより強ばって緊張した低い声
コメント欄は怖くて見れない。私の手が微かに震える

さ「別にいいじゃん。なんで握手会来ちゃダメなの？来るこないはA次第。

来てくれた方が俺も嬉しいし、付き合ってる付き合ってないはどうでもよくね？

仲良いだけなんだから。

もし付き合ってたとして、ダメなの？俺が好きな人をみとめてくれないんですか？」

さ「これからもがんばるので…応援してください。そして、Aを責めないで。」

私を守る為にって、慣れないことを言ってる彼に自然と涙が出てきた。

不自然に上擦った声は、きっと彼も今泣きそう

最後にそっと開いたコメント欄はおつさとで埋まってて、応援するねって言葉で溢れていた。

ブチッと配信が切れて、居てもたってもいられなくて彼の元へと駆け足で向かった。

さ「っ、わぁ。起きたの？」

「んんっ！！私も応援するぅ、」

訳分からないって顔で泣きつく私の頭を撫でてくれた
彼の匂いが心を落ち着かせる。

こ「勝手に配信取っちゃった。もうAがしんどい顔してるの見てられなかった」

「さとみくんが笑ってくれたら、私も笑顔になるよ」

そっかって泣きそうな顔で笑った

辛いのに私の前でかっこよく居ようってカッコつけちゃう彼が何よりも大好きだ。

明日からまたお互い頑張ろうねっておでこをくっつけて笑い合った

.

【彼女疑惑】でした。