78推しくん ページ27
さとみside
さ「ん、来てくれてありがと。愛してる」
今日はやけに愛してるをお願いしてくる人が多い。
そろそろ言い飽きた。
午前の部の最後ら辺の時、外から
スタッフ「Aさん!」
って言う声が聞こえた。
来てくれたんだ。
それだけで頬がゆるむ。
多分俺、いまめちゃくちゃキモい顔してるわ。
するとボソボソと聞こえてくる心ない声。
『え?AってあのAちゃん!?』
『やっぱり!?』
『え〜?思ったより可愛くなくない?』
『てか、プライベートで会えるっていうのになんでくるわけ?』
『うちらのことバカにしてんじゃないの?』
『あいつ、さとみくんのなんなの?』
さ「は…?」
スタッフ「Aさん!!」
バタン!という音と、スタッフの慌てた声。
さ「A!!!」
ヤバイという気持ちで外にでる。
キャー!という黄色い声。
『え?うちらがちょっと言っただけで倒れたの?w』
『メンタル弱w』
こ「え?なにこれ。」
さ「Aが倒れた。」
こ「…」
な「さとみくん…楽屋連れて行って。」
こ「なーくんとさとみくん、戻っていいよ。」
そういって、ころんがリスナーを睨む。
さ「ころん、大丈夫だから…とりあえず戻るぞ。スタッフさん。楽屋に連れて行ってください。」
ころんはリスナーに怒ろうとしてくれたんだな。
さすが俺の相棒。
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作者名:うり【ヤンヘラ系女子】 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2021年11月10日 21時