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飯 ｢今のとこオオカミくん出てないですよね？｣
横 ｢え、ちょっと待って！オオカミくんってもしかして……｣
奈 ｢いやでも、チソンくんがオオカミくんの可能性あります！｣
【5人目の女子】
A
遠くからゆっくり歩いてくる少年は浜辺に立つ彼女の元へ向かう。ひゅるりと冷たい風が流れ、ふわりとした黒髪が彼の頬を掠めた。
神 ｢ジェミン……｣
滝 ｢お願いここは！｣
さらさらとした雪が積もり始めた頃、ジェミンはAの前にゆっくりと立ち止まる。彼はオオカミ姿の彼女を見つめ、愛おしそうに微笑んだ
JM ｢ジェミンです。Aですか？｣
オオカミの姿の彼女はこくりと頷く
JM ｢まず伝えさせてください、好きです。
一緒に居る時も会えなかった期間もずっと思っていました。Aは俺にとって傍にいて欲しい大切な存在です。そして、これからもずっと一緒に居たいです。Aがオオカミちゃんじゃないって信じてます。｣
そうあどけない少年のような笑顔で言った彼は、そっとAの前に右手を差し出した
横 ｢お願いAちゃん…｣
彼女の手に握られた赤い風船は
ジェミンの手に渡った
赤い風船を受け取った彼は嬉しげに目を輝かせる。オオカミの被り物を取ったAはその彼の表情につられるように頬を赤く染め、微笑んだ。
飯 ｢嬉しそうジェミン笑｣
A ｢ありがとう。私はオオカミちゃんではないです。教会で初めて会った時から私は、ジェミンくんの優しい笑顔と不思議な魅力にどんどん惹かれていきました。そばに居たい気持ちは、勿論私も一緒です。大好きです。ジェミンくんがオオカミくんじゃないって信じてます。｣
そう嬉しそうに言った彼女はそっと彼の目の前に右手を差し出した。
奈 ｢へ…？｣
何処か緊張しながら伝える彼女を小時間愛おしそうに見つめた彼はAの小さな手を握り、ゆっくりと抱き寄せた。
戸惑った彼女は彼の表情が見えず少し不安気に手を背中に回す。
A ｢……どうしたの？｣
ふふっと微笑んだAは彼の背中をゆっくりとさすった。しばし無言だったジェミンは少し深呼吸をし、口を開いた。
JM ｢A……｣
A ｢うん…｣
彼の震えた声に段々泣きそうになり、彼女の瞳から1粒の雫がこぼれ落ちた
滝 ｢え……？｣
JM ｢ごめんな、A……｣
彼の手に握られた赤い風船は
空へと放たれた
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hichaco(プロフ) - 奈胡（元jen）さん» コメントありがとうございます🕊️♡タイトルはお借りして、内容はオリジナルで書かせて頂きました🫧 (2月16日 22時) (
レス) id: 20d46a94af (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）(プロフ) - まるで本当にリアリティショーを見ているようでした…！構成などしっかり考えてから書かれたのですか？…すごいです、ドキドキしながら読ませていただきました⭐︎ (2月16日 1時) (レス) @page45 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
hichaco(プロフ) - はなさん» コメントありがとうございます🕊️♡勿論考えてるので楽しみにして頂けたら幸いです🫧 (2月15日 22時) (レス) id: 20d46a94af (このIDを非表示/違反報告)
hichaco(プロフ) - 雨さん» コメントありがとうございます🕊️♡ここはこだわった部分なので嬉しいです🫧 (2月15日 22時) (レス) id: 20d46a94af (このIDを非表示/違反報告)
hichaco(プロフ) - 祐莉さん» この作品を読んで下さり、有難うございます🕊️♡是非本編を読んでみて下さい🫧 (2月15日 22時) (レス) id: 20d46a94af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hichaco | 作成日時：2023年10月5日 21時
