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【4人目の女子】
ユリ
横 「ユリちゃん！｣
砂浜に雪が少し積もってきた頃、彼女の元へ歩いてくる小柄な黒髪の少年
少し寒そうに歩いてくるヘチャンの頬に粉雪がさらりと触れ、溶けた
ゆっくりと目の前で立ち止まった彼は少し微笑んだ後、口を開いた
HC ｢ヘチャンです。ユリですか？｣
オオカミの姿の彼女はこくりと頷く
HC ｢初めて教会で会った時、ユリの明るさと天真爛漫さに惹かれました。俺がしんどい時にいつも笑ってそばにいてくれてありがとう。最初から今までずっと俺はユリのことしか見えてません。好きです。ユリがオオカミちゃんじゃないって信じてます。｣
そう言った彼は、少し不安そうにそっとユリの前に右手を差し出した
奈 ｢渡して……｣
神 ｢どっちだ…？｣
彼女の手に握られた赤い風船は
ヘチャンの手に渡った
オオカミの被り物を取るユリを目の前で風船を握ったヘチャンは驚いた表情で彼女を見つめていた。中から現れた彼女は彼の顔を見つめ、小さく微笑んだ
YR ｢オオカミちゃんじゃないです。ユリはずっと一途に思ってくれていたヘチャンに最初から何度も不安な思いをさせてしまったと思います。でも、ユリはヘチャンのお陰で幸せな冬になりました。大好きです。｣
そう言ったユリの瞳から涙がひとつ零れ落ちた。
そして、彼の目の前にそっと右手を差し出す
飯 ｢ヘチャンお願い！｣
彼の手に握られた赤い風船は
ユリの小さな手に渡った
YR ｢え……？｣
HC ｢ずっと信じてくれてありがとう。
おいで？｣
優しく微笑んだヘチャンはゆっくりと両手を広げた。涙を流す彼女は彼の腕の中に包まれる
YR ｢これ夢じゃないよね？｣
HC ｢うん。つねってみ？…いたたた！｣
YR ｢ねぇ本当にめっちゃ嬉しい！｣
彼女は彼の褐色の頬を思いっきり抓った後、ぴょんぴょんと飛び跳ねる。赤くなった頬をさすった彼はもう一度ユリを優しく抱きしめた。
そしてゆっくり顔を近づけ、彼の唇が彼女のほんのりと赤い唇に重なった
横 ｢きゃー！｣
滝 ｢長い長い！｣
数秒重ねていた唇を離し、彼は彼女の肩を抱いた。その直後、大きく息を吸い込んだ。
HC ｢ユリに出会えて幸せだー！｣
海に向かい叫ぶ彼を横目に彼女は微笑み、大きく口を開けた。
YR ｢幸せをありがとう！大好きー！｣
叫び終わった2人はお互いに見つめ合い微笑んだ後、手を繋ぎ浜辺を後にした
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hichaco(プロフ) - 奈胡（元jen）さん» コメントありがとうございます🕊️♡タイトルはお借りして、内容はオリジナルで書かせて頂きました🫧 (2月16日 22時) (
レス) id: 20d46a94af (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）(プロフ) - まるで本当にリアリティショーを見ているようでした…！構成などしっかり考えてから書かれたのですか？…すごいです、ドキドキしながら読ませていただきました⭐︎ (2月16日 1時) (レス) @page45 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
hichaco(プロフ) - はなさん» コメントありがとうございます🕊️♡勿論考えてるので楽しみにして頂けたら幸いです🫧 (2月15日 22時) (レス) id: 20d46a94af (このIDを非表示/違反報告)
hichaco(プロフ) - 雨さん» コメントありがとうございます🕊️♡ここはこだわった部分なので嬉しいです🫧 (2月15日 22時) (レス) id: 20d46a94af (このIDを非表示/違反報告)
hichaco(プロフ) - 祐莉さん» この作品を読んで下さり、有難うございます🕊️♡是非本編を読んでみて下さい🫧 (2月15日 22時) (レス) id: 20d46a94af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hichaco | 作成日時：2023年10月5日 21時
