・ ページ33
【1人目の女子】
舞白
浜辺に立つ彼女の元へ向かう明るい茶髪の少年。
遠くから真っ直ぐ歩いてくるロンジュンの顔は緊張している
横 「舞白ちゃんだ！」
滝 「怖くなってきた……」
まだ明るい冬空の下、彼女の前で静かに立ち止まった
目を閉じ、すうっと深呼吸をした後ゆっくりと口を開いた
RJ 「ロンジュンです。舞白ですか？」
オオカミの姿の彼女はこくりと頷く
RJ 「最初俺は、舞白のことをリーダーとして頼れる存在だと思ってました。でも中間告白の後、気持ちを伝えてくれた時から気が付いたら毎日毎日舞白のことを考えていました。
好きです。舞白がオオカミちゃんじゃないって信じてます。」
彼はそう言って微笑み、そっと舞白の前に右手を差し出した
飯 「お願い！」
奈 「渡して……」
彼女の手に握られた赤い風船は
ロンジュンの手に渡った
神 「良かった。」
風船を握った彼の目の前でオオカミの被り物を取る舞白
大きな被り物の中から現れた彼女は嬉しそうに小さなえくぼを見せた
舞 「私は、オオカミちゃんじゃないです。私は第一印象は別の人だったけど、時間を重ねてロンジュナのことを知っていくうちに、これからもロンジュナの傍に居たいなと思いました。好きです。ロンジュナがオオカミくんじゃないって信じてます」
そう言った彼女はそっとロンジュンの前に右手を差し出した
横 「え？」
滝 「怖い怖い……」
彼の手に握られた赤い風船は
舞白の手に渡った
RJ 「オオカミじゃないよ」
舞 「え、嬉しい！」
風船を握りしめた舞白は顔をほころばせながらロンジュンに思いっきり抱きついた。少しびっくりした彼は嬉しそうに彼女を受け止める
舞 「ロンジュナのこと信じてて良かった」
RJ 「俺も、信じてよかった。」
舞 「……これからよろしくね？」
RJ 「うん。」
少し恥ずかしそうに体を離し、両手を握る2人。
そして彼の顔がゆっくりと近づき、舞白のピンク色の唇に重なった
飯 「キャー！」
横 「もうラブラブじゃん！」
唇をゆっくりと離し、ふふっと微笑む。顔を赤らめる彼の肩に彼女はコツンと自分のおでこを当てる
RJ 「じゃあ、行きますか？」
舞 「はい……」
照れくさそうに手を繋ぎ雪が降る浜辺を2人は静かに後にした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 624人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
hichaco(プロフ) - 奈胡（元jen）さん» コメントありがとうございます🕊️♡タイトルはお借りして、内容はオリジナルで書かせて頂きました🫧 (2月16日 22時) (
レス) id: 20d46a94af (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）(プロフ) - まるで本当にリアリティショーを見ているようでした…！構成などしっかり考えてから書かれたのですか？…すごいです、ドキドキしながら読ませていただきました⭐︎ (2月16日 1時) (レス) @page45 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
hichaco(プロフ) - はなさん» コメントありがとうございます🕊️♡勿論考えてるので楽しみにして頂けたら幸いです🫧 (2月15日 22時) (レス) id: 20d46a94af (このIDを非表示/違反報告)
hichaco(プロフ) - 雨さん» コメントありがとうございます🕊️♡ここはこだわった部分なので嬉しいです🫧 (2月15日 22時) (レス) id: 20d46a94af (このIDを非表示/違反報告)
hichaco(プロフ) - 祐莉さん» この作品を読んで下さり、有難うございます🕊️♡是非本編を読んでみて下さい🫧 (2月15日 22時) (レス) id: 20d46a94af (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：hichaco | 作成日時：2023年10月5日 21時
