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「「「ではでは、新しく勤務されるイ先生に!かんぱーい!!」」」




所々でグラスがガシャンとぶつかり合う音が響く。

みんな片手にジョッキやから焼酎やらを持ってぐびぐび飲み干していく。




新任の内科の先生はイ医師といって若い、モテるんだろうなぁって感じの男の人だ。





私も、看護師同士の席で静かにお酒を飲む。
そんなに強くないからちびちびとグラスに口をつける。



皆、お酒が入っていい感じに出来上がっているとき
スっと隣に現れたのは、キム先生。





「パクさん、来てくれてよかったよ」

『あ、皆さん来られるとのことだったので…』




さっきまで隣にいた後輩は、キム先生なんてそっちのけで新しいイ先生に目をハートにしていた。






「大丈夫?お酒得意じゃない?」


『あ、まあほんの少し…、どっちかというと食べる方なので』


「よく食べる子って素敵だよね」





笑うと見える白い歯。
ホワイトニングでもしてんのかな?芸能人ばりに白いな。





「この後、なんか予定あるの?」


『えっ?あ、いや〜……』






ユンギさんに迎えに来てもらうなんて言えない。






『まあちょっと予定が……』


「そうなの?残念。もう少しパクさんと居たいのに」





そう言ってキム先生はナチュラルに私の肩に手を回して抱き寄せるように抱え込む。



あのー……ええっとぉ。なんですかね?これ?




さてはキム先生もお酒入ってるし血迷ってんな。





『キム先生、離してください……』


「いいじゃん、なに?酔っちゃった?外行く?」




酔ってんのはおめーだ。
よくみると頬に少し赤みが出てきている。

お医者さんってこういう所で羽目外す人が多いからなぁ。と冷静に考えている。





『私、そろそろ帰らないと』



靴を履いて、お金はもう最初に渡してあるしいつ帰っても文句は言われない。

お店のドアを開けて行こうとするとキム先生に腕を掴まれた。


「なに?彼氏でもいるの?やっぱり」

『いえ、今は居てませんけど……』

「ならいいじゃん」




キム先生の腕に力が入って、自然と顔が歪む。
その時だった。

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Kojima-Yurina - 今のお話見ました!凄く面白かったです!これからも頑張って下さい‼︎ (2022年8月27日 17時) (レス) @page27 id: 3d3291bd67 (このIDを非表示/違反報告)
Kojima-Yurina - お返事ありがとうございます‼︎m(*_ _)mこちらこそよろしくお願いします‼︎m(*_ _)m (2022年8月24日 16時) (レス) id: 3d3291bd67 (このIDを非表示/違反報告)
uri(プロフ) - Kojima-Yurinaさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします♡そういって貰えて嬉しさの極。 (2022年8月21日 20時) (レス) id: ef26db2c6d (このIDを非表示/違反報告)
Kojima-Yurina - uri様.初めましてm(*_ _)mこのお話凄く面白いです‼︎続き楽しみにしています‼︎頑張って下さい\\\\٩( 'ω' )و ////応援しています‼︎ (2022年8月21日 8時) (レス) @page24 id: 3d3291bd67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:uri | 作成日時:2022年7月30日 23時

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