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｢･･･しごとしたくない｣
ミンギュとバックルームへ戻り、さてネットチラシに取り掛かろうとした矢先の私の一言
｢ヌナ？！｣
｢しごとしたくない〜｣
｢ヌナァ？！｣
突如仕事したくない宣言をした私にミンギュが狼狽えている。･･･ミンギュ語彙力低いな
｢もしかして教えるの面倒だからですか･･･？｣
｢いや違うミンギュは悪くない｣
｢お腹いっぱいで眠いんですか？｣
｢眠いしバックルーム寒いし萎えた･･･｣
｢赤ちゃんみたいですね｣
赤ちゃん･･･？
｢赤ちゃんじゃない！24歳！仕事しよ！｣
｢なんか分かんないですけど元に戻りましたね！仕事しましょう！｣
ミンギュに赤ちゃんと言われ何故か私の中のスイッチが入ったので気を取り直して仕事にかかる
｢えーと、とりあえず、店長から言われたネットチラシに載せたいことを箇条書きしてみようか｣
｢はい！確か･･･セール内容と期間、対象商品･･･これでいいですか？｣
｢そう！次はそれを繋げて文章にします｣
ミンギュは覚えがいいのか要領がいいのか思っていたよりもサラサラ文章を考えている。これは頼れる
｢出来ました！ヌナ〜チェックお願いします！｣
｢はいよ〜！｣
｢どうですか〜？｣
私が下書きをチェックしている間、ミンギュは常にそわそわニヤニヤしながら私の反応を伺っている。･･･うん、出来は悪くない
｢ん、いい感じだと思うよ！でも、文章の頭に挨拶の一言入れて、終わりにも“ぜひお待ちしてます”みたいな締めの言葉入れてみようか｣
｢あ〜！なんか始まりと終わりがしっくりこないなと思ったらそれだ〜！｣
｢これは毎回やることだから覚えてね｣
｢はい！じゃあちょっと直します！｣
そう言ってミンギュはまたデスクに向かう。素直に言うこと聞いてくれるし笑顔可愛いしめちゃくちゃいい子〜！ハニとは全然違う！
｢･･･ヌナ！見てください！｣
｢ん？できた？どれどれ｣
手直しをした下書きをまたチェックする。うんうん、いい感じ。多分これでいける！
｢よし！いい感じだね！店長に見てもらいに行こうか！ ｣
｢わぁ〜！やった〜！早速行きましょ〜！｣
2回目でOKが出たからかミンギュはさっきよりも喜んでいる。大きい図体ではしゃぐミンギュは見てて面白い
｢店長売り場にいるかな？あの人すぐフラッとどこか行くんだよね〜｣
｢いてくれますように〜！｣
二人で店長が売り場にいることを願いながらバックルームを出た
続く
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作者名：Midyu | 作成日時：2017年10月13日 2時
