憧れの君とふたり。 (ページ28)

今日:1 hit、昨日:10 hit、合計:98,971 hit

番外編1-5 ページ28

ポータブルエコーとゴム手袋を渡すとドクターが受け取り痣の所を見る。
Aは心電図とパルスオキシメーターを子供につけた。

CAからドクターズキットが届き点滴の準備をする。

「桐原、ラインとって生食流して。お母さん。意識が無くならないように声をかけ続けて下さい。」

A「正中はいりましたー。CAさんストレッチャーお願いします。」

「ファスト陽性だな」

Aは正中からさっとラインをとり点滴を流すと上の引っ掛けられるところにかける。

子供の意識が無くなりつつあった。パルスオキシメーターの数値を見てAは挿管の準備をする。

「お母さん、喉からチューブをいれて呼吸しやするようにしますがいいですか？」

母親は泣きながら助けて下さい！と言う。
子供の意識が無くなった。

ストレッチャーが届き子供をストレッチャーのに慎重に乗せドクターが慣れたように挿管しアンビュバックをつけると押しながら固定できる場所である1番後ろに行った。

固定できる所につくともう1人のドクターが酸素ボンベや吸引機セットを用意してくれていたらしい。

Aさっと点滴をぶら下げドクターズキットの中から言われそうな薬剤の準備にかかる。

A「先生10倍ですか？」

「うん。止血剤入れて」

ポータブルエコーでもう一度確認しながら言った。

さっと薬を注入する。

もう1人の医者がどんな感じ？とポータブルエコーを見る。

ファスト陽性で400位は出てるねと2人で話している間カーテンを開け移送中の患者に着いているモニターを見えるのように反対を向ける。

あけるか開けないかの話をしている時機長が来た。
1番近くの空港は40分くらい行かないとないらしい。
それを聞いて2人は飛行機の中で出血箇所を止血する決断をした。

最初に診察したドクターが母親のところへ説明と同意を貰いに行っている間Aは、縫合セットと持ってきたもの最低限の道具しかないが緊急の準備をした。

もう一本正中にラインを入れておく。

Aはエイジやジョージの所に行きライト持ってないか聞きジローとリクオからライトを借りた。

万が一のアドレナリンやAEDの準備もしておく。

手を洗うとビニールのガウンを着て手袋をしてオペを開始した。

メスを腹部に入れると血液が溢れてきた。

血圧と出血量に注意しながら手際よくドクターから言われたものを開けていくA。