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横になったからか睡魔が襲って眠ってしまっていたようだ。
ゆっくりと目を開けると俺を呼ぶ声が聞こえた。
?「秋山さん、気がつきましたー?」
エ「はい」
?「お父様なら足元でウトウトされていますよ。」
来た時と同じ看護婦さんがいた。
マスク越しにでもわかるようににっこりと笑いお疲れのようですよ、と言う看護師さん。
【桐原】と名前が書いてあった。
?「最初いた所からちょっと移動させてもらってます。ご気分はいかがですか?吐き気とか‥」
エ「ないです。頭は痛いですけど、氷枕してもらってるみたいだから気持ちがいいです」
?「そうですか。お熱が高かったので点滴一本だけしています。終わるまでお休みになっていても大丈夫ですのでね」
エ「ありがとうございます。」
?「点滴終わるくらいにまた来ますね」
電気を少し消して桐原さんは離れて行った。
一時間後、点滴も終わり桐原さんとは違う別の看護師さんが来て俺の点滴を抜き、親父に帰ってもいいと言っていた。
臨時の薬を出してもらうのを待合室で待ちながら扉の向こうではバタバタとしている音が聴こえてして少しすると重症そうな患者さんがベットで運ばれていく姿を見た。
前を通り過ぎ掛かると桐原さんにお大事にね!と声を掛けてもらって随分楽になった体で親父と病院をでた。
まさかまた会えるなんて思ってもいなかったし、優しい看護師さんがYouTuberだとは知らなかった。
ツ「‥ちゃん、‥‥ちゃん!エイちゃん!」
エ「ん?呼んだ?」
そ「ずっと呼んでたよ!」
り「ぼーっとしてどうしたの?」
エ「俺の初恋思い出してた。」
そういうのキャラじゃねーけど。と言うエイジ。
ツ「俺もあって見たいなー。エイちゃんの初恋の相手」
エ「いまも看護師やってんのかな?桐原さん」
そ「桐原さんって言うんだ」
エ「うん。」
り「まさに白衣の天使だね」
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作者名:れ。 | 作成日時:2019年1月23日 23時