1 ページ2
あの日俺は、白衣の天使に恋をしてしまったんだ。
8年前ー‥
深夜遅くに体調が悪くなり親に連れられてきた夜間診療ができる病院。
熱でぼーっとする俺を支えながら歩く父親
一人のナースが車椅子を持ってきて親と会話している。
父「エイキ、乗っていいって」
看護婦さん持ってきてくれたぞ、と言い車椅子に座らせられた俺。
さっと膝掛けを掛けてくれた。
ゆっくりと振動を与えないように駐車場から病院入る間日常会話的な問診を受ける親父。
?「秋山さん、ちょっと首筋触りますね」
小さな細い指が俺の首筋を触った。
?「結構お熱高そうですね。」
車椅子から看護婦さんに支えられながら簡易ベッドへと移った俺。
?「秋山さん、お熱測りますから脇の下に体温計挟みますね」
ぼーっとしている俺にもわかるようにゆっくり説明する看護婦さん。
エ「はあい」
?「反対の方で血圧測らせて下さいねー」
父「先生はいつ頃‥」
?「今ちょっと前に来た患者様の対応中ですので終わり次第こちらにきて診察するので、30分くらいはお待ち頂くようになります。なにか息子さんの病歴などは‥」
手際よく血圧と体温をを測ってメモすると父親に向き合い話しているのが聞こえた。
その話を耳にしながら俺は眠気に勝てず寝てしまった。
✳
196人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:れ。 | 作成日時:2019年1月23日 23時