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貴「中学生になってから学校へは通い始めました。シルクとはそこで再会しましたが、なかなか気づいて貰えませんでしたね 笑｣
ｼﾙｸ「6年も会ってなかったし、髪も伸びてて全然気づかんかった 笑
『えっ！？A！？お前女だったんだ！』って言ったもん 笑｣
うん、言われた
その時に確信した
やっぱり髪の毛を伸ばしたら女の子に見えるんだと
ｼﾙｸ「ザカオが『ショートじゃなくても可愛い子いるんだ…』とか言ってたし 笑｣
トイレの花子さんがショートだったら
有りかも、なんて言ってるくらいだからね
貴「その日初めて、身内以外に女の子だと認識してもらえてすごく嬉しかったですね。正直、ドレスのような服は私の趣味ではありませんでしたから、面倒くさかったです。だけど、男の子に見られるよりよっぽど良かったです｣
ｼﾙｸ「つまりAはショートは男、というイメージがあって、自分がまた男として見られるのがいやだ、ということ｣
シルクが上手くまとめてくれて助かる
貴「そういうことです｣
ｼﾙｸ「じゃあ、続いて敬語の理由も話してもらおうかな｣
今の話でわかる人には分かると思う
貴「話した通り、お姫様のように生活していたので礼儀もきちんとしていなければならない。祖母はそう考えました。随分と厳しく作法を叩き込まれました｣
今の敬語よりももっときっちりとしていた
だいぶ気の抜けた敬語になった方
貴「最初は祖母のいる所だけでした。つまり祖母と父に向かってだけで、同級生に向かっては普通に話していました｣
タメ口でみんなと同じように喋っていた
ｼﾙｸ「突然敬語になったよな、あの時はビビった 笑｣
シルクの言葉に頷く
みんなには申し訳なかったけど
貴「ある日ボロが出てしまいました。学校から帰ってすぐでしたから気が抜けていたんですね。シルクに呼ばれたときには『何？』っと返事をしていたんです｣
祖母に呼ばれた時は
｢はい｣と返事をしなければならないのに
貴「祖母に呼ばれてシルクに返事するのと同じように『何？』っと返してしまったんです。当然、とても怒られました。『そんな下品な言葉どこで使ってるの！？』なんて言われて｣
外ではそんな言葉を使っているのだと知られて
今後は気をつけて祖母の前だけ徹底すれば良かったのかもしれない
だけどそれをする自信が私にはなかった
貴「その日から同級生にも敬語で喋ることを決めました｣
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*のの(プロフ) - 紫苑さん» ありがとうございます！引き続き宜しくお願いします！ (2020年6月8日 22時) (
レス) id: 139f9ac550 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - のの様のペースでよろしいですよ。書いていただけてるだけでありがたいので。 (2020年6月8日 17時) (レス) id: b76302e683 (このIDを非表示/違反報告)
まっきー(プロフ) - すごいよかったです!ひねりだして頂いて、ありがとうございました！！ (2020年6月4日 18時) (レス) id: a6fd6ffbd2 (このIDを非表示/違反報告)
*のの(プロフ) - まっきーさん» 了解です！すぐ書きます！ (2020年6月4日 16時) (レス) id: 139f9ac550 (このIDを非表示/違反報告)
まっきー(プロフ) - いつも楽しく拝見させて頂いてます!せっかくなので、ざかさんの誕生日を書いてほしいです!!後日でもいいのでよろしくお願いします! (2020年6月3日 22時) (レス) id: a6fd6ffbd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鳴海 帆南 | 作成日時：2020年3月28日 0時
