私と、ヤンデレ彼氏の日常。【歌い手】

日常:１４ ページ16

〜まふまふside〜

今現在、あの自分の部屋から逃げた。

そして挙句の果て、幼馴染の天月くんの家に来た。


天月「おーい……？まふ大丈夫？やっぱりAの事気になるんじゃない？」

まふ「うぅ……まぁ……そうだけど…でも今更Aの所に戻って、許して貰えると思う？」

天月「うーん……俺は許して貰えると思うけど。だってAって優しいじゃん。特にまふに」

天月くんは俺の意見とは反対し、自分の意見を述べた。

まふ「確かにAは優しいけど……でもこういう時に限ってAって許してくれないんだ……」

Aを置いていき、勝手に黙って逃げてきた俺を今更許してくれるか。

無理に決まってるはず。

流石のAでも絶対無理だ。


天月「……まふはさ、Aの事、まだ好きなの？」

まふ「えっ…！？…そ、そりゃあ恋人だもん…好きに決まってるじゃん」

当たり前のように天月くんに言った。

だが、彼は呆れた感じで溜め息をついた。


天月「…本当にそう思ってる？本当に大切な存在なの？Aの事」

まふ「…な…！！…天月くんに言われたくないっ！」

天月「まだ気づいてないんだ…？だからAに……」

天月くんは、最後の言葉を俺に聞こえないようにしたのか、小さくなった。

天月「とにかく、Aのところに戻ったら？」

そう彼に言われた。

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