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3話 ページ4

「打ち上げ?」

「そう!皇都から依頼されてた研究も終わったし、しばらく大きな仕事は無いじゃない?お疲れさまの意をこめて!」



目の前でニコニコと話しているのは同じ研究室の女性の先輩。どうやら研究室のメンバーで打ち上げが開催されるらしい。楽しそうだ。


「わかりました、行きます」

「本当?良かったあ!」


承諾すると、先輩の顔には笑顔が広がった。かわいい。



「あ、そうだ!甲斐田くんにも伝えといてくれない?今居ないみたいだし」

「私が?良いですよ」


特に断る理由もないため了承する。『ありがとうね!』と先輩が去っていったあと、しばらくして甲斐田は机に戻ってきた。



「おかえり。打ち上げあるんだって、行こう甲斐田」

「いや急。いつ?」

「今日」

「今日???」

「計画性のけの字もないよね、先輩達らしいわ」



驚いてこそいたが、打ち上げには来てくれるとのこと。

ここで、気になっていたことを聞いてみた。



「甲斐田って、お酒強いの?なんとなく強そうだけど」

「あー………」



すると、何故か気まずそうに目を逸らされる。

数秒してから彼は眉を下げ、困ったように笑ってみせた。



「全然、だね」

「そうなんだ」

「柚木は強いの?」

「まあそこそこかなあ。強くはないかも」



なんだか意外だ。何故か私の中で、甲斐田はお酒が強いイメージがあったから。



「じゃあ甲斐田が酔っ払うところ、動画にでも納めるか〜!」

「オイやめろってえ!黒歴史なるから!!」





…………この時は、甘く見ていたのだ。

酔いやすいなんて言っても、高が知れていると。

甲斐田の顔が赤くなったりしていたら、からかってやろうとか。そんなことを考えていた。




まさか、こうなるとは思わないじゃん。

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ほの(プロフ) - めちゃくちゃ面白すぎます!無理しない程度に投稿頑張ってください! (2023年3月30日 13時) (レス) @page20 id: 00bdaf2ca5 (このIDを非表示/違反報告)
裏波(プロフ) - 柊羽さん» 読みやすい…!?嬉しいお言葉、ありがとうございます❣❣ (2023年3月5日 15時) (レス) id: 83035580da (このIDを非表示/違反報告)
裏波(プロフ) - youさん» わ、嬉しいです…!ありがとうございます!! (2023年3月5日 15時) (レス) id: 83035580da (このIDを非表示/違反報告)
柊羽(プロフ) - とても読みやすくて毎話ドキドキしながら読んでます😳大好きです❗️これからも応援してます💕 (2023年2月26日 0時) (レス) id: 7b1698db4a (このIDを非表示/違反報告)
you(プロフ) - ここからどうなるのかwkwkです。これからも応援しております〜♪ (2023年2月10日 14時) (レス) @page18 id: 2c07f96897 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:裏波 | 作成日時:2023年1月25日 12時

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